高齢者の肺炎球菌予防接種

高齢者の肺炎球菌予防接種

肺炎球菌ワクチンについて

肺炎球菌ワクチンは、肺炎になると死に至るような怖い状態(菌血症)、髄膜炎といった重症な状態を予防する効果のあるワクチンです。老人保健施設では肺炎を減少させた報告もあります。つまり肺炎が重症化するのを防ぐワクチンです。日本人の死因の3番目が肺炎ですから重症化するのを防ぐのは大変重要な意味があります。特に先天的あるいは手術、外傷等で脾臓がない方は肺炎が重症化するリスクが高いので特にお勧めしています。また流行期前にはインフルエンザワクチンも同時に摂取しましょう。

肺炎で原因とよくみられる症状

肺炎でよく見られる症状は、息切れ、発熱、寒気、食欲不振、端を伴う咳、呼吸した時の胸の痛み、疲労感です。肺炎の原因金としては肺炎球菌が最も多く肺炎球菌による感染を予防することで肺炎発症のリスクを抑えることができます。

特に肺炎が重症化するリスクが高いのはどんな基礎疾患をもつ方ですか?

65歳以上
脾臓がない方
慢性閉塞性肺疾患の方
免疫不全の方(HIVを含む)
喫煙者
気管支ぜん息
慢性肝疾患
慢性腎不全
糖尿病
心臓疾患
アルコール依存

高齢者肺炎球菌の対象者は?

接種日に市町村に住民登録があり、今までに1度も肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)を接種したことがない以下の①あるいは②に該当する方が対象になります。

当該年度に「65歳、70歳、70歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳」に達する方及び平成31年3月31日時点で、100歳以上の方(100歳以上の方が対象となるのは平成31年度のみです。)

60歳以上65歳未満の方であって、心臓、腎臓または呼吸器の機能に日常生活活動が極度に制限される程度の障害を有する方及び1免疫不全ウィルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方になります。

高齢者肺炎球菌は何回打てば良いのですか?

65歳以上の高齢者では、2回接種は推奨されていません。局所反応、全身反応の副反応が強く出る場合があるため、2回以上を摂取する効果を示す医学的な根拠がないためです。

ただし脾臓がない方などは5年以上の間隔をあけて2回目の接種が推奨されています。

高齢者肺炎球菌ワクチンの副反応にはどんなことがありますか?

臨床試験で報告された副反応には、注射部位の痛み、発赤、腫れなどの局所反応が主です。このほかに重篤な副反応として、ショックアナフィラキシー様症状が現れることがあります。こういった反応は滅多にありませんが当院では、念のため摂取した後30分は院内に待機いただくようにしています。

健康被害救済制度について

定期の予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく給付を受けることができます。ただし、その健康被害が予防接種によって引き起こされたものか、別の要因によるものなのかの因果関係を専門家からなる国の審査会にて審議し、予防接種によるものと認められた場合に給付を受けることができます。手続きについては市町村へお問い合わせをお願いいたします。

千葉県長生郡長生村のあまが台ファミリークリニック(内科/小児科/皮膚科/糖尿病内科/健康診断/予防接種)
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