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【転職希望の看護師必見!】クリニック転職はこの3つに注意してください!

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【転職希望の看護師必見!】看護師がクリニック求人へ応募する時に気をつけるべきポイント3つ

こんにちは、あまが台ファミリークリニック院長の細田です。

あまが台ファミリークリニックスタッフ集合写真

 

当院には

  • 看護師さん…3名(非常勤含む)
  • 医療事務さん…6名(管理栄養士正社員・非常勤含む)
  • 臨床検査技師さん…1名(非常勤)
  • 非常勤ドクター…3名

在籍しており、チームワークを大切にしながら運営をしています。

看護師さんのイラスト

今回お話するのは、看護師さんがクリニック求人へ応募する時に気をつけるべきポイント3つです。

なぜこのようなお話をするかと言いますと、私のクリニックは

  • 内科
  • 糖尿病内科
  • 小児科
  • 皮膚科

とありまして、立ち上げて4年4ヶ月が経ちましたが、自分の大事な時間を使ってクリニックという職場に就職していただくからには、気持ちよく働いてもらいたいですし、自分が看護師さん側の立場になったら

就職後の人間関係が気になる
仕事を頑張ったらきちんと給与に反映されるのだろうか

など、不安がたくさんあると思います。

不安を抱える看護師さんのイラスト

そのため今回は、

経営者・運営する側の立場だからこそわかる転職の際に気をつけたいポイントについてお話をしていきたいと思います。
例えば
  • 大学病院や中規模病院で10年以上働いたけど後輩指導や管理業務が大変で負担になってきた
  • そろそろ自分のペースで動けるクリニックで働いてみたい
  • 出産・育児明けの復帰なので夜勤の少ないクリニックで働きたい
  • 人間関係などが心配で一歩踏み出せない
  • 転職先をどのように決めたらいいかわからない
こんな悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。
職場を辞める90%の原因が人間関係だというのは色々な場所で聞く事だと思います。
大きい病院のイラスト
なかなか応募する前に
  • どんなクリニックなのか
  • どんな評価制度があるのか
  • どんな教育体制があるのか
こういったことはわからないですよね。
ただ、就職先のことについて何も見極めずに入社してしまい、
  • 残業が週50時間
  • 人間関係が最悪
  • 家に帰っても職場のことで悩んで夜も眠れない
こんな状況になってしまったら最悪ですよね。
転職を考える女性のイラスト
そんなことにならないよう、今回お伝えするポイントをぜひ頭に入れて転職活動に役立ててください。

失敗しない転職のポイント①採用ホームページがあるか(その内容)

クリニックが向かう方向性・理念と実行について

転職活動中の方は、indeedやハローワークからご応募する方が多く、クリニックの特徴がわからないまま面接を受けるケースがとても多いと思います。

パソコンのイラスト

採用ページがあるかないかというのはすごく重要で、特に私が最も大事だと感じているのはクリニックの理念です。

つまり、クリニックがどの方向に向かおうとしているのかが大事ということです。

たとえば同じ船でも、

難破船のイラスト

  • 地震や津波などの災害で食糧が無いところに食糧を届けようとする船
  • 人の命を奪ったり物を奪うための海賊船

どちらに乗るのかでこの先の人生が全く変わってくるでしょう。

手前味噌で恐縮ですが、私のクリニックでは

家族のイラスト

赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんまで安心笑顔で暮らせる地域社会

こういった方向性のために何をしたらいいかということを日々考えています。

それはトップである院長の理念であるし、クリニックの理念でもあります。

そういった方向性が全く見えないクリニックというのは、非常に危うい就職先となってしまうと思います。

また、

  • 理念やミッションの方向性をどうやってスタッフと共有しているのか
  • どう行動に移しているのか

といったことが書かれているかというのもポイントになると思います。

私のクリニックでは、理念を果たすためのミッションとして

  1. 患者さんの健康・安心・笑顔・幸せの追求
  2. スタッフの成長と物心両面にわたる豊かさの追求
  3. クリニックの安定的な持続と発展を追求
  4. 医療を通した地域社会への貢献

こういったものを掲げています。

話し合う医療従事者のイラスト

そのために私たちがしていることとして、たとえば

  • どのようにしたら赤ちゃんやお母さんが安心して来院できるのか
  • 乳児検診を安心してできるようにするにはどうしたらいいか

ということを日々勉強しています。

病院の受付のイラスト

また、方向性に合った1年間の目標をたてて、それに対してどういうサポートができるか、運営側やスタッフは考えています。

例えば外部コンサルタントに月2、3回来てもらい、定期的に最低月1回は面談をして、困っていることや目標という課題に対してどう向き合ったらいいかわからない方に対してはしっかりサポートする体制があります。

面談のイラスト

そういった具体的なことが採用ホームページに無いところというのは、全くそれがわからない、不安だらけな状態で面接をむかえることになります。

残業時間と削減対策について

また、採用ホームページに残業時間が書かれているかということも注目すべき点です。

日本医療労働組合連合会の2013年に実施した看護職員の労働実態調査によると

看護師の残業状況
20時間以上:20.7%
30時間以上:8.4%
50時間以上:1.7%
60時間以上(過労死ライン):0.8%

このような状況になっています。

忙しい白衣の男性のイラスト

この調査は32,372人の看護師からの有効回答が得られている調査になります。

残業状況60時間以上の0.8%というのは、実に253人が過労死ラインを超える時間外労働を強いられているということになります。

残業時間が増えるほど、かなり精神的・肉体的な負担が大きいということに違いありません。

ちなみに当院の看護師さんの月平均残業時間はだいたい15~25時間ほどになっています。

病院の診察室のイラスト

どうしても急患が入ったり、予定外の会議・勉強会、後片付けがあると、30分~1時間ほどの時間外労働が発生してしまうことはありますが、たとえば少し遅く入って夜30分遅く上がるなどの工夫をしているかがポイントになります。

  • 残業時間をどう減らすのか
  • 対策をどう立てているのか

こういったことがホームぺージに書かれているかどうか、確認しましょう。

教育サポート体制について

当院では月2~3回面談をしています。その中で、

  • 半年に1回目標に対してどのくらい取り組めていたのか
  • 取り組めなかったらどのようにしていったらいいのか
  • いいところを褒める

といった点など、院長からフィードバックする時間を作っています。

書類を読む女性のイラスト

賞与の出るタイミングの少し前に行うのですが、そういった振り返りの時間が取れているかどうかはとても大事だと思います。

看護の分野では「reflection」と言ったりします。

  • 何がよかったのか
  • 何がいけなかったのか
  • 改善点はどうしたらいいのか
  • 次の目標はどうしたらいいのか
    ※目標設定は6~8割が達成できる程度のもの(クリニックの理念に沿ったもの)
  • 個人の成長に向かってどうしたらいいのか

そういったスタッフの教育サポート体制があるかということも大切で、それも書かれていなければわからないため、見るべきポイントの1つとなります。

昇給・賞与について

  • 頑張っても給与が増えない
  • ボーナスが増えない
  • 昇給しない

こういったことが続くと、働く意欲が削がれてしまいますよね。

ボーナスをもらう女性のイラスト

ですから、ホームページを見た際に

  • 平均で賞与や昇給がどの程度上がっている
  • 頑張った人が賞与や昇給に反映される

といった情報が書かれていることが大事になります。

もちろんクリニックの業績、個人の勤務態度によって金額が変わってくることは確かですが、そうした仕組みがあるかが大切なポイントになります。

業務マニュアルがあるか

クリニックが5つあったら5通りのやり方があるもので、

  • 診療の流れ
  • 患者さんの導線

全部が違ってきます。その際に業務マニュアルがあるかないかというのは、新しく入った方にとっては安全・安心な医療を行う上でとても大事になってきます。

マニュアルのイラスト

全てではなくても過去にやった業務がマニュアルとして残されているのかどうか、流れが分かるようになっているのか。

職場見学の際に聞いてみるのもいいと思いますし、採用ページに載っているかどうかもポイントになりますね。

不安・疑問が解消できるか

面接で聞いてもいいですが、現実的には聞きづらいこともありますよね。

その時にホームページに、事前に面接時に聞かれるポイントが書かれているかということも大事にしてほしいと思います。

失敗しない転職のポイント②見学できるか

  • 実際の職場に行ってみたらスタッフ同士が殺伐とした雰囲気で働いている
  • 何か質問しても面倒くさそうに対応される

ホームページにいいことが書かれていても、見学に行けば上記のようなことがすぐにわかると思います。

ウェブサイトのイラスト

そうは言っても、

見学しただけでは人間関係がいいかどうかわからない

といったご意見もあると思います。

疑問を持つ看護師さんのイラスト

確かに100%はわかりませんが、

  • スタッフがお互い笑顔で挨拶しているか
  • 院長がにこやかに対応してくれるか
  • 見学者の想いや気持ちに寄り添って業務について説明してくれるか

この辺りはスタッフのチームワークがとれていればできる部分なので、見学で得られる情報は非常に多いと思います。

病院の待合室のイラスト

ただし見学する側も気をつけなければいけないこととしては、

  • 挨拶をする
  • メモをとる
  • 患者さんに対して「お大事になさってください」の一言(状況による)

こういった姿勢も見られているということは運営側からお伝えしておきたいことの1つです。

失敗しない転職のポイント③色々な業務ができるか

人間は流れ作業だけやっているとどうしても飽きてしまいます。

採血のイラスト

毎日採血だけ、というだけではなく、

  • 事前問診
  • ドクターと患者さんの診察の介助
  • 電子カルテの入力

このように業務の幅が多ければ毎日いろんな刺激があるので、それぞれのところで成長の楽しみややりがいがあると思います。

仕事に疲労感が出る要因の1つがマンネリ化、飽きてしまうことだと思います。

飽きてしまったときにどうするか?と言いますと、やはり新しいことに挑戦するということが成長していくためにとても大事なことだと思います。

その時に新しいことに挑戦させてくれない職場だと、非常にマンネリ化しやすく

泣く看護師のイラスト

ここで働いていていいのかな…自分の将来が見えない

など不安な気持ちを抱えてしまうことになると思います。

ですから、新しいことにチャレンジできる職場かどうかというのも大切なポイントになると思います。

ホームページに描かれているべき内容

ここまでお伝えしたことを簡単にまとめますと、

  1. 採用ホームページがあるか
  2. 見学ができるか
  3. 新しいことに挑戦できるか

そして採用ホームページについては

  1. 理念・方向性と実行について
  2. 残業時間と削減対策について
  3. サポート体制について
  4. 昇給・賞与について
  5. 業務マニュアルがあるか
  6. 不安・疑問が解消できるか

そういったことが書かれているということが大切だということをお伝えしました。

当院に興味を持っていただいた看護師さんは、ぜひ以下の募集ページをご覧ください。

看護師募集

この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医
  • 日本糖尿病学会正会員、日本睡眠学会所属

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している

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