ブログスタッフ関係開業の仕方開業医と勤務医の違い

開業医は何年目で開業する人が多いですか?

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開業したいけど、実際何年目位で開業する人が多いのか?知りたい。

こんな方は今回のブログを見ることで参考になると思います。

開業医は何年目で開業する人が多いですか?

こんにちは。あまが台ファミリークリニック院長の細田です。

私自身はプライマリ・ケア 総合診療を専門に医師として22年目になります。2019年9月に千葉県長生郡にファミリークリニックを開業して4年以上が経ちます。

ドクターを入れると総勢13名のスタッフで年間延べ20,000人以上の患者さんが来院されています。

細田院長

卒後何年目で開業したか?の調査結果

M3.comさんの2023年6月13日の医師のキャリア調査によると、

開業医42名に卒後何年目で開業したかをアンケート調査をしたところ、下記のような結果でした。

卒後21年目~が28.6%

卒後11~13年目が21.4%

卒後14~16年目が16.7%

卒後7~10年目が14.3%

このデータを見ると、卒後21年目が最も多いということで、例えば24歳で医学部を卒業した場合は45歳以降に開業する人が全体の30%近いということがわかります。

私自身がクリニックをオープンしたのがちょうど43歳ということで、卒後19年目に当たりますので、2番目に多いグループに属しますよね。

私の開業したタイミングとその理由

自分は家庭医療専門医、総合診療専門として内科、糖尿病内科、小児科、皮膚科を標榜してやっていますが、様々な科目に対応するためには、漢方医学を始め、いろいろなところで勤務して研鑽する必要があると思っていました。

また、クリニックをオープンするために必要なスキルは医師としての知識、スキルに加えて、経営者のスキルや知識が必要になると仕事になると、いろいろなクリニックを見学して思っていたので、自信を持って開業するまでに時間がかかったと思います。

早めに開業するメリット、デメリット


当たり前ですが、患者さんの診療が第一番ですので、そこの診療の質を高めるというのが本質的なところだとは思いますが、早めに開業するメリットとしては、実際にやることで経営者としての資質を育てていくことができると言う面だと思います。

デメリットとしては、開業すると、忙しいために、まとまった時間を数年間は取れない可能性があり、医師としての診療の質を高めていくための知識を吸収していく時間が少なくなることだと思います。

この時間が少ないというデメリットを克服するための方法としては、大学病院や都心部など競争が激しいけれども、非常勤ドクターなどを採用しやすい場所にクリニックを建てて、自分の時間を確保していくと言う方法もあるのではないかと思いますが、
それにより

✓自分自身がクリニックにいない時間が増えることで、従業員満足度が減ってしまう。

✓自分を希望して来院する患者さんが少なくなるため、全体的な収益は少なくなる傾向がある。

✓人件費、家賃が高くなる

と思います。

少しでも参考になればうれしいです。

この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している

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この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している

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