単純ヘルペスウイルス

単純ヘルペスウイルス

単純ヘルペスウイルス

単純ヘルペスウイルスによる感染症です。はじめは皮膚や粘膜から感染起こしますが、一旦感染した後は神経の奥に定住しています。疲れや睡眠不足などで体調を崩したときに皮膚表面に出てきて発症します。このため再発性のヘルペスと言われたりすることがあります。残念ながらワクチンはないので予防することが難しい病気です。

症状は?

ピリピリするなどの前兆がありますのでそのような症状があったら早めに来院していただき薬で対応するのが無難だと思います。症状が出現する部位により、口唇ヘルペス、顔面ヘルペス、陰部ヘルペスなどの病名になります。

ヘルペスウイルスの治療はどうしたらいいの?

治療は抗ウイルス薬の内服です。カポジ水痘様発疹症や、ヘルペス性歯肉口内炎など.重症と言われる場合はその程度によっては入院治療が必要になる場合があります。

単純ヘルペスウイルスの場合は、幼稚園、学校の登園登校は大丈夫ですか?

口唇ヘルペスや軽度の単純ヘルペスは、病変部を覆ったり、マスクすれば登園登校は可能です。

カポジ水痘様発疹症やヘルペス性歯肉口内炎などでは、重症の場合は登園登校できなくなります。すべてかさぶたになれば登園登校は大丈夫です。

プールについてはびらんがかさぶたになるまでは入らないでください。

ヘルペスはきちんとケアすれば傷跡は残らないことが多いようです。

この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している

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