【B型肝炎ワクチン】2ヶ月から接種可能 【公費助成対象】

【B型肝炎ワクチン】2ヶ月から接種可能 【公費助成対象】

当院では、定期接種対象外の任意接種も承っています。

今回のページの内容です。

【B型肝炎ワクチン】2ヶ月から接種可能 【公費助成対象】

ワクチンの効果はどれくらいですか?

B型肝炎ワクチンは、世界で初めて実用化された「がん予防ワクチン」です。

こちらのワクチンの普及により母子感染予防対策により、垂直感染(母子感染)はとても減少しました。

水平感染予防として2016年より定期接種化されましたが、乳児期にB型肝炎ワクチンを接種すると、成人になってから接種するよりも抗体獲得率が高く(免疫がつきやすく)、接種効果が高いことが証明されています。

ワクチン3回接種後の防御効果は20年以上持続すると言われています。

どんな人にお勧めですか?

定期接種対象者だけでなくすべての年齢で推奨されます。

全ての年齢に水平感染の可能性があり、保育園での集団感染やコンタクトスポーツでの感染もあります。

コンタクトスポーツ:必然的に相手の選手と肉体的接触があるスポーツ。
サッカー、レスリング、柔道、 空手、ハンドボール、ボクシング、バスケットボール、水球、ラグビー等

乳児期の感染でも生涯にわたり持続感染を起こす可能性があり、幼少期感染ほどキャリア化しやすく、また乳児期に接種した方がワクチン効果が高いことから、特に低年齢での接種がお勧めです。

成人では、B型肝炎ウイルスキャリアの家族がいる場合、血液や体液に触れる機会の多い仕事(医療従事者、救急隊員、警察官、保育職員、介護職員など)に就いている人は、特に接種が推奨されます。

また、性行為感染症の一つですので、性的な行動のある(Sexually active)すべての人にも推奨します。

接種スケジュール作成のポイント

定期接種では、生後2か月よりヒブワクチンや小児肺炎球菌ワクチンなどと同時に接種開始するとスケジュールが調整しやすくなります。

ワクチンの副反応にはどのようなものがありますか?

ワクチン接種による一般的な副反応以外に、B型肝炎ワクチンに特異的な副反応報告はありません。

ワクチンを打たないほうがよいのはどんな場合ですか?

B型肝炎ワクチンで強いアレルギー症状(アナフィラキシー)を起こしたことがある場合

明らかに発熱している場合 37.5℃以上

重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者

それ以外に予防接種を行うことが不適当な状態にある者

価格はいくらですか?

生後2ヶ月からに該当する方は公費助成対象です。お住まいの市町村にお問い合わせいただくと問診票が届くと思いますのでそちらをご持参ください。

 

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