海外渡航のための予防接種(トラベルワクチン)
当院では安全安心に海外渡航ができるように、海外渡航のための予防接種(トラベルワクチン)を実施サポートしています。
外国では日本にない病気が発生しています。また、日本にいる時よりも、感染するリスクが大きい病院が存在する場合もあります。
予防接種を受けることで予防できる病気は限られていますが、そのリスクを下げることができます。必要な予防接種は、渡航先、渡航期間、渡航形態、自身の年齢、健康状態、予防接種時などによって異なります。
何か不明な点、疑問等あれば気軽にご相談ください。
安全、安心なワクチン接種 5つの取組み
あまファミでは、安全安心で良質なワクチンを接種していただくために、5つの取り組みを実施しています。
1.万が一副反応が生じた場合の保証制度がある国産ワクチンを使用しています。
2.できるだけ痛くない摂取方法
当院ではできるだけ痛みを減らせるように、希望する方には幹部を事前に冷やす、また針は極細針を使用しており痛みを最小限にする努力をしています。
3.ワクチンを適切に管理するための、専用冷蔵庫を使用し、適切な温度管理、在庫管理を徹底しています。
4.予約制による院内滞在時間の短縮の徹底
病気にならないために、予防接種をするのに、長い待ち時間は避けたいと考えるのが当然だと思います。処置や、救急患者さんなどによってはお待たせしてしまう場合もありますが、当院は基本的に予約制となっています。
5.水曜日と日曜日以外は毎日診療しているので何かあった時もすぐに相談しやすいです。
渡航先別のワクチンプランを教えて下さい。
下記は主な渡航先別のワクチン接種スケジュールになります。参考にされてください。
アジアに長期間滞在する場合
標準的推奨プランは下記のとおりです。
初回 | 1週間後 | 2週間後 | 4週間後 |
A型肝炎ワクチン1回目 | 日本脳炎ワクチン ※農村部に長期間滞在する場合 |
A型肝炎ワクチン2回目 | |
B型肝炎ワクチン1回目 | B型肝炎ワクチン2回目 | ||
破傷風トキソイド1回目 | 破傷風トキソイド2回目 | ||
狂犬病ワクチン1回目 | 狂犬病ワクチン2回目 | 狂犬病ワクチン3回目 |
医療過疎の地域に赴任する場合は、狂犬病ワクチンを、初回と1週間後と3週間後の接種を推奨します。(一番早く接種するプランです)
6ヶ月後(現地あるいは一時帰国の際に)にA型肝炎ワクチン、B型肝炎ワクチン、狂犬病ワクチン3回目を推奨します。
黄熱病ワクチンについては、名古屋などの検疫所で接種可能となっています。
例外推奨
不活化ポリオ:昭和50~52年生まれの方
アフリカ・特に赤道アフリカに長期間滞在する場合
標準的推奨プランは下記のとおりです。
初回 | 4週間後 | 5週間後 |
A型肝炎ワクチン1回目 | A型肝炎ワクチン2回目 | 黄熱ワクチン ※検疫所でのみ接種可能 |
B型肝炎ワクチン1回目 | B型肝炎ワクチン2回目 | |
破傷風トキソイド1回目 | 破傷風トキソイド2回目 | |
狂犬病ワクチン1回目 ※医療過疎地域では接種必要 |
狂犬病ワクチン2回目 ※医療過疎地域では接種必要 |
医療過疎の地域に赴任する場合は、狂犬病ワクチンを、初回と1週間後と3週間後の接種を推奨します。(一番早く接種するプランです)
6ヶ月後(現地あるいは一時帰国の際に)にA型肝炎ワクチン、B型肝炎ワクチン、狂犬病ワクチン3回目を推奨します。
黄熱病ワクチンについては、名古屋などの検疫所で接種可能となっています。
例外推奨
不活化ポリオ:昭和50~52年生まれの方
中南米に長期滞在する場合
標準的推奨プランは下記のとおりです。
初回 | 4週間後 |
A型肝炎ワクチン1回目 | A型肝炎ワクチン2回目 |
B型肝炎ワクチン1回目 | B型肝炎ワクチン2回目 |
破傷風トキソイド1回目 | 破傷風トキソイド2回目 |
狂犬病ワクチン1回目 ※医療過疎地域では接種必要 |
狂犬病ワクチン2回目 ※医療過疎地域では接種必要 |
医療過疎の地域に赴任する場合は、狂犬病ワクチンを、初回と1週間後と3週間後の接種を推奨します。(一番早く接種するプランです)
6ヶ月後(現地あるいは一時帰国の際に)にA型肝炎ワクチン、B型肝炎ワクチン、狂犬病ワクチン3回目を推奨します。
※一部の人は、5週間後に黄熱病ワクチン接種が望ましいです。黄熱病ワクチンは名古屋などの検疫所で接種可能となっています。
例外推奨
不活化ポリオ:昭和50~52年生まれの方
欧米に短期間(数日~1ヶ月程度)滞在または旅行する場合
標準的推奨プランは下記のとおりです。
初回 | 3~4週後 |
破傷風トキソイド | 破傷風トキソイド |
例外推奨
不活化ポリオ:昭和50~52年生まれの方
欧米に長期間滞在する場合
標準的推奨プランは下記のとおりです。
初回 | 3~4週間後 |
A型肝炎ワクチン1回目 | A型肝炎ワクチン2回目 |
破傷風トキソイド | 破傷風トキソイド |
6ヶ月後(現地あるいは一時帰国の際に)にA型肝炎ワクチンを推奨します。
例外推奨
不活化ポリオ:昭和50~52年生まれの方
ワクチン料金
ワクチン名金額(自費)税込み
A型肝炎 | 7,000円 |
B型肝炎 | 5,000円 |
狂犬病ワクチン | 17,000円 |
日本脳炎 | 5,000円 |
不活化ポリオ | 8,000円 |
破傷風トキソイド | 5,500円 |
ワクチン接種証明書は必要ですか?
接種済み証明書を希望される場合、ワクチン料金とは別に証明書記載料金が発生します。
入国するときに、黄熱病ワクチンの予防接種証明書の提示が求められる国もあります。
主にアフリカの熱帯地域や、南米の熱帯地域の国々です。
また黄熱病の流行国から入国するときに予防接種証明書の提示が求められる国もありますので、乗り継ぎの時に証明書が必要になる場合もあります。
また学校に入学するときに予防接種証明書を要求される場合もあります。
詳しくは渡航先の国の在日大使館や、入学先、お近くの検疫所などでお尋ねください。
項目 | 料金(10%税込み) |
接種済み証明書(英文) | 3,300円 |
接種済み証明書(和文) | 1,100円 |
ワクチンは国内産ですか?
はい、すべて国内産のワクチンを準備しています。
国産のワクチンであれば、ワクチンを接種した後に万が一、副反応などで問題が生じたとしても国が保証してくれます。
また、副反応が生じた場合も、日本国内であれば言葉が通じますし、世界的に見ても高い水準の医療を受けることが可能です。
海外渡航ワクチンを接種しないといけない国々は、発展途上国であることが多く、保証制度が確立されていなかったり、言葉が通じなかったりするために、いざと言う時に慌ててしまうことが予想されます。
ですので、できるだけ渡航前に接種しておくことをおすすめします。
また、医療機関においては、供給不足のワクチンを海外から個人輸入しているところもありますが、その場合は健康被害が生じても、自費での治療が必要になります。
まとめますと、ご自身を守るためにも、予約をする前に国産であることを確認しておいた方が良いでしょう。
当院のワクチンは全て国産なので心配はいりません。
ワクチンの問診票
任意接種の各種ワクチンの問診票がダウンロードできます。待ち時間短縮にお役立てください。
※自費用です。公費(補助あり)用の問診票ではありませんのでご注意ください。
当院のご案内
電話番号 0475-36-7011
インターネット予約はこちらです。
14:30-15:30○※
注休○※
注休休
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
9:00-12:00 (受付8:45-11:45) |
○ | ○ | 休 | ○ | ○ | ● | 休 |
15:30-18:00 (最終受付17:45) |
○ | ○ | 休 | ○ | ○ | 休 | 休 |
(受付8:45~12:45)
※注:火、金曜日の14:30-15:30の時間はワクチン、乳幼児健診専用になっています。(要電話予約 当日予約OK)
《休診日》
水曜、日曜、祝日休診
《小児ワクチン、乳幼児健診外来》
▪火曜日、金曜日の14:30〜15:30乳幼児健診(生後3~6ヶ月、9~11ヶ月健診)・予防接種は完全予約制
▪乳幼児健診については、事前の電話予約制になっています。
ヒブ、プレベナー(肺炎球菌ワクチン)、B型肝炎などの小児ワクチンもネットで予約が可能ですが、接種間隔、種類に間違いないか?電話で確認させていただきますのでご了承ください。小児ワクチンは、お昼以外の時間も可能です。火曜日と金曜日の10時、11時に予約できます。