おむつ皮膚炎

おむつ皮膚炎

おむつ皮膚炎

おむつ皮膚炎は、尿便の刺激、そこで繁殖した雑菌類の刺激と市販薬の刺激などが複雑に絡んだ赤ちゃん特有の湿疹です。7から8割の赤ちゃんが1度は経験します。

治療のポイントは、「擦らないこと」です。そして皮膚を守る外用薬(亜鉛華軟膏)をそっと塗ってあげることがポイントです。この2つを1から2週間ほど守ってください。それでも治らない場合は、カンジダ、白癬、ブドウ球菌などがくっついていないかチェックする必要があります。

それらの感染症が除外されれば、ステロイド外用薬を使うこともあります。この薬はカビやばい菌がくっつきやすくなります。ですので大体、4から5日間位の短期間のでやめます。

その後は皮膚を保護する外用薬を塗り続けましょう。くれぐれも擦らないことを守ってください。保育園、幼稚園学校については制限は一切ありません。保育園での亜鉛華軟膏の塗布は可能であれば続けていただいたほうがいいと思います。

この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している

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