院長ブログ

一番大切なもの

皆さん

こんにちは。あまが台ファミリークリニック院長の細田です。

今回は医療の知識や技術に全く関係ないことを書こうと思います。

実はもう5年位前になりますが、自分がクリニックを運営するにあたり、これはどうも医者としての知識やスキルとは関係ない様々なことを勉強しなきゃいけないなぁと思っていた時期でした。

そこでコミニケーションのセミナーに大金をはたいて笑、参加したことがあります。

その時にやったワークショップで忘れられなかったのが、「価値観の優先順位付け」と言うものです。

価値観にも色々とあると思います。例えば、友情、家族、健康、、、、その人がその時その時に大事に思っていることです。

その時に参加したセミナーの講師の話によれば、年齢や、ライフステージによって価値観の優先順位というのは変わるそうです。

また、価値観が満たされない状態が長く続くと、身体の不調が発生したりするそうです。

確かに考えてみれば、中学生が、大切な価値観の上位に健康を持ってくる事は少ないでしょうし、60歳や、70歳になると、健康は価値観の優先順位の上になることがわかっています。

自分自身がその時に何を書いたのか?は、既に覚えていないんですけれども、最近はっきりとわかる事は、自分の中で最も大切な価値観のトップスリーに入るのが「時間」です。

「時間」と言うのは、みんなに平等に与えられたものですね。

赤ちゃんにも、自分自身にも、子供たちにも、総理大臣にも、アメリカの大統領にもです。

時間があれば、自分が大切にしている人と過ごす時間もありますが、時間がなければ、それも叶うことができません。

またいくら健康になろうとしても、時間がなければそれを叶えるために、いろいろな準備ができません。

例えば当院では予約制にしていますが、患者さんの命の一部である大切な時間を、できるだけ無駄にしないように、スタッフみんなで常に時間については意識しているつもりです。

救急患者さんが発生したり、処置の内容によっては、時間通りにいかないこともありますのでご迷惑をかけして申し訳ないなと思いますが、何が言いたいかといいますと、自分にとってとても大事な価値観の1つが時間であると言うことです。

現在7名のスタッフと一緒に頑張っていますが、そのスタッフ一人一人も、大切な時間を使ってくれて今のクリニックを支えてくれています。だからこそ「時間」を有意義に使っていただきたいし、幸せな時間を送っていただきたい、そしてその時間の中でより成長を実感できる職場であれば嬉しい。そんなことを思う最近です。

7月で44歳になりました。80歳までは、医者をやり続けたいと思っているので、何歳まで生きるか分かりませんが、折り返し地点くらいは過ぎたろうなと思います。(いや、まだまだだと思いたい自分もいます笑)

年齢を重ねるほど、時間が過ぎるのがあっという間と言うのはよく聞きますが、後悔しない人生にするためにも、自分の時間をどう使うのか?しっかりと考えていきたいと思う最近です。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している

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