副鼻腔炎
あまが台ファミリークリニック院長の細田です。
今回は副鼻腔炎ふくびくうえん (蓄膿症ちくのうしょう) についてお伝えしたいと思います。
副鼻腔炎とは顔面の副鼻腔と言う場所に、感染が起き、膿が溜まることで微熱が出たり、歯が痛くなったり、頭が痛くなったり、膿性の鼻汁が続く状態です。
臨床的には、花粉症や、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などアレルギー疾患がある方が再発しやすく、典型的な病歴としては、発熱、鼻水、咳などの風邪症状で始まり、一旦治ったかな?と思った後にまた症状がぶり返し、1週間以上黄色い鼻水やたん、咳が続いた状態の時に疑います。
副鼻腔炎(蓄膿症)が悪化することで、喘息が誘発されたり、咳で夜眠れないなど辛い症状を起こす場合がありますのでそういった場合には早めに治療することが必要です。
副鼻腔炎の治療は?
患者さんのアレルギー歴をしっかりと確認した上で、必要な抗生物質や膿を出しやすくする薬などを処方いたします。
ベースに、アレルギー性鼻炎などがあれば点鼻薬を併用する場合もあります。
また、歯が痛い、頭が痛い場合は、できる限り体に優しい解熱鎮痛剤を検討しています。
黄色い鼻水が長く続く、以前から腹鼻腔炎、蓄膿症と言われていて上記のような症状がある場合は早めにご相談ください。