院長ブログ

糖尿病治療の注意点:認知症を進行させる「低血糖」の予防について

皆さん

こんにちは。あまが台ファミリークリニック院長の細田です。

今回は、糖尿病の低血糖予防についてお伝えします。

当院は、糖尿病内科も標榜し、糖尿病の合併症予防に力を入れています。

受診される方の半数以上が高齢者であり、低血糖には特に注意しています。

低血糖を繰り返すことで心筋梗塞や狭心症などの病気を増やすだけでなく、認知症進行させることがわかっておりできるだけ回避するためです。

低血糖をきたしやすい薬としてはスルホニルウレア薬、速攻型インスリン分泌促進薬、インスリン製剤を使用している人は特に気をつける必要がありますので、目標を少し高めに設定することが必要です。

高齢者は、自律神経機能が落ちているため症状がなくても低血糖を起こしている危険性が高いからです。

だからといってインスリンを使用しないと言うことではなく、家族の助けや社会的資源を有効に利用し、血糖コントロールに活用したいところです。また体温の変化や脱水症状にも気づきにくくなりますので、注意が必要です。

当院では患者さんごとの身体的社会的状況も考慮し、血糖を起こさないような治療を柔軟に行うことをスタッフみんなで心がけて対応しています。

糖尿病に関する情報は他に下記がありますので、参考にされてください。

■糖尿病の症状、原因、検査
■糖尿病の治療と生活上の注意点
■糖尿病でお薬を内服している方が食べられないときの注意点
■高齢者の血糖コントロールの目標値はどうしたらいいか?

 

当院は、お子さんからご高齢の方まで家族みんなで受診できるクリニックがコンセプトです。内科、小児科、皮膚科、糖尿病内科と幅広い病気に対応します。

※近隣の茂原市、長生郡(一宮町、白子町)、山武郡九十九里町、大網白里市などからも近いのでお越しください。詳細はこちらをご覧ください。
⇒ 当院ホームページ
【住所】
あまが台ファミリークリニック
〒299-4345 千葉県長生郡長生村本郷7293番
当院へのアクセスは
この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している

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