おしりが真っ赤

おしりが真っ赤

おしりが真っ赤

乳児のおしりや陰部は紙おむつのためにとても高湿度な環境です。そのため少しの摩擦などで皮膚の炎症生じやすいといえます。このページでは、赤ちゃんのおしりが快適にどんな病気を考えるか?解説しています。

頻度が多い病気は?

もっとも多いのが、擦りすぎの皮膚炎です。高湿度な状態で臀部に摩擦が原因で生じる皮膚炎です。臀部や陰部の発赤があり、下痢時に多い傾向があります。カンジダ真菌症を除外することが大事ですが、丘疹の有無を確認して診断します。治療はお尻をこすらないおむつ交換法を指導します。亜鉛華軟膏で刺激を予防することが重要です。

もう一つは接触性皮膚炎です。消毒液や、非ステロイド性の抗炎症薬などを外用していることで、皮膚に炎症を起こした状態です。一時的にステロイド外用剤を使って対応して良くなることがありますが、様々な外用薬をすでに使っていることもあり、治るのに時間がかかることがあります。

三つ目に多いのが、おむつカンジダ症です。常在菌であるカンジダの肛門周囲での増殖が原因です。詳細はこちらのページに書いてありますのでご参照ください。

その他に稀なものとしては溶血性連鎖球菌感染症があります。おむつ皮膚炎にしてはとても鮮やかな赤い発疹だな?と気づくことがあります。このときは溶連菌迅速キットで診断すします。肛門周囲に真っ赤な発疹が現れた場合はペニシリン系の抗菌薬を内服して治療する場合があります。

他にはまれですが手足口病や、肛門周囲膿瘍とびひ疥癬などがありますので、区別する必要があります。

わからないことがあればお気軽にご相談ください。

 

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