皆さん こんにちは。
あまが台ファミリークリニックからコロナウイルスについて、現在公開されている一般的な対応方法について掲載します。
コロナウイルス感染症とは?
ウイルス性の風邪の一種です。発熱や喉の痛み、咳が長引くこと(1週間前後)が多く、強いだるさ(倦怠感)訴えることが多いことが特徴です。感染から発症までの潜伏期間は1日から12.5日(多くは5日から6日)と言われています。
新型コロナウィルスは、飛沫感染と接触感染によりうつると言われています。
飛沫感染
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、唾など)と一緒にウィルスが放出され、他の方がそのウィルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。
接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りのものに触れるとウィルスがつきます。他の方がそれを触れるとウィルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。
重症化すると肺炎になり、死亡例も確認されていますので注意が必要です。特にご高齢の方や、糖尿病、心臓疾患などの基礎疾患がある方が重症化しやすい傾向がありますので注意しましょう。
臨床経過
新型コロナウイルス感染症の典型的な経過
上記図は新型コロナウイルス感染症COVID-19 診療の手引きより引用
上記のとおり、はじめは、風邪症状から始まり、8割の患者さんは軽症のまま自然治癒しますが、20%の症例で肺炎症状が悪化して入院が必要になります。
年齢別にみた新型コロナウイルス感染症の致死率
上記図は新型コロナウイルス感染症COVID-19 診療の手引きより引用
上記図をみますと、高齢者ほど、致死率が高いことがわかります。
基礎疾患ごとにみた新型コロナウイルス感染症の致死率
上記図は新型コロナウイルス感染症COVID-19 診療の手引きより引用
上記図をみますと、糖尿病、高血圧など基礎疾患がある方ほど、致死率が高いことがわかります。ですので、持病をお持ちの方は血圧や血糖などのコントロールをしっかりとしておく必要があります。
日常生活で気をつけること
まずは手洗いが大切です。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などにこまめに石鹸アルコール消毒液などしましょう。
咳などの症状がある方は、せきや、くしゃみを手で押さえると、その手で触ったものにウィルスが付着し、ドアノブなどを介して他の方に病気をうつす可能性がありますので、咳エチケットを行ってください。
持病がある方、ご高齢の方は、できるだけ人混みの多い場所を避けるなど、より一層注意してください。
発熱などの、風邪の症状が見られる時は、無理をせず学校や会社を休んでください。
発熱などの風邪症状が見られたら、毎日体温を測定して記録してください。
こんな方はご注意ください。
次の症状がある方は、まずは「帰国者接触者相談センター」にご相談ください。
風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続いている(解熱剤を飲み続けなければならない時を含みます。」
◆強いだるさ(倦怠感)息苦しさ(呼吸困難)がある
◆高齢者や基礎疾患等のある方は上の状態が2日程度続く場合
センターでご相談の結果、新型コロナウィルス感染の疑いのある場合には、センターから専門の帰国者接触者外来をご紹介しています。マスクを着用し、公共交通機関の利用を避けて受診してください。
帰国者接触者相談センターはすべての都道府県で設置しています。詳しくは以下からご覧いただきます。
一般的なお問い合わせ先はこちら。
そのほか、ご自身の症状に不安がある場合など、一般的なお問い合わせについては次の窓口にご相談ください。
厚生労働省相談窓口電話番号 0120-56-5653 (フリーダイヤル)
受付時間 午前9時から午後21時(土日、祝日も実施)
聴覚に障害のある方を始め、電話でのご相談が難しい方ファックス番号03-3595-2756
都道府県の連絡先
帰国者接触者相談センター
・長生健康福祉センター(長生保健所)
(平日午前9時から午後5時まで)
電話番号0475ー22-5167
・千葉県帰国者接触者相談センター
(土日祝日 午前9時から午後5時まで)
電話番号043-223-2989