院長ブログ

何をするかよりも、誰とするか?

皆さん

こんにちは。あまが台ファミリークリニック院長の細田です。

今回は働く仲間について書きたいと思います。

先月7月で、自分も44歳になりました。医学部は6年間大学に通うので、社会人になったのが24歳。(大学時代はもっと早く卒業して働きたいと思っていました。。)

ですので社会に出てからやっと20年になります。

数年前、自分で一般社団法人を立ち上げて、健康に関するセミナーを、月に2本ぐらいのペースでやっていたことがありました。

自分で情報発信していると、様々な分野の人とのつながりもでき、診察室の外にでて多くの仕事をさせていただく機会に恵まれました。

例えば他の方に呼ばれて講演会でお話しさせていただいたり、テーマを決めて自分たちでチームを作ってセミナー会場を予約し、人を集め、お話をし、懇親会までやる、そんなこともやりました。

そういった経験は、今の自分には、大きな影響を与えておりますし、クリニックの運営をする上で、とても重要なことをたくさん学んだ気がします。

その経験を振り返ると、一緒に仕事をする人と言うのはほんとに重要だなと思います。

自分がこんな人とは仕事したくないと言うのはいくつか特徴がありまして、例えばメールの返信が遅い場合は、ほとんどと言っていいほど、一緒に仕事をするのをお断りしていました。

お断りするといっても、その人自身のキャラクターが嫌いとかそういうわけではないですが、例えば恋人からメールが来たら、すぐに返事をしますよね。

大好きな人だったら、いてもたってもいられない位早く返事をすると言うのが普通だと思います。

限られた時間の中での人生です。

仕事も遊びも、好きな人と一緒にいたいし、そういった人と仕事をしたいというのが私自身の本音ですが、例えばメールの返事が遅いと言う事は仕事にそこまで惚れ込んでいないと言う解釈はできます。

というか仕事に対する姿勢と言うのはメールだけでなく、電話のやりとり、レスポンスの速さ、いろいろなところに出てきます。

仕事に向き合う熱がない人と一緒に仕事をするほど、悲惨な事は無いなぁと改めて最近思います。

ですから自分のクリニックでは採用にはとことんこだわっています。

やはり能力以前に、その仕事を好きかどうか?人柄が良いかどうか?これが大きな基準になります。

目の前にあるプロジェクトであったり、仕事が好きな人は、四六時中それを考えていますから、当然スキルは上がりますし、能力はあまり関係ないですね。

一方で能力があっても、自分自身に傲慢な人や、目の前の仕事に情熱を持っていない人は、たいした成果もあげることができないと思います。

よくよく考えてみれば、職場の仲間と言うのは、家族よりも一緒にいる時間が長いんです。

まとまりのない長い文章になってしまいましたが、その仕事を愛しているか?気持ちを込めてやれるかどうかと言うのは本当に大事だなぁと思う最近です。

もちろん院長としては、その仕事に集中できる環境作り、安全安心な場づくりと言うのも大事な仕事の1つですが、それ以前に、その人の気持ち、仕事に熱が入っているかどうか?と言うのは、一緒に働くスタッフを見極める上でとても大事だなと思います。

クリニックをオープンしてから、もうすぐ一年経ちます。これからも、一緒に働く仲間にはとことんこだわっていきたいと思います。

この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している

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