- 糖尿病を予防するための食事ってどういうふうにしたらいいんですか?
- 糖尿病の薬を少しでも減らしたいけれど、そのための食事療法のポイントは?
- 血糖値を上げないためにはどうしたらいいか?
皆さん こんにちは
あまが台ファミリークリニック院長の細田です。
こういった質問を外来でよく受けます。
食事は毎日の積み重ねですので、糖尿病を予防改善するためにどういう食事のポイントを少し知っておくだけでも、5年、10年先の予防効果は大きく変わってくると思います。
糖尿病を予防するための食事のポイントを一言でお伝えすると、
「血糖を急激に上げるような食材、食べ方を避ける」です。
血糖急激に上げる代表的なものは、糖質になります。
身近な食事で言うとフルーツジュースとか、菓子パン、ポテトチップスなどでしょう。
糖質にはほんとにたくさんありまして、例えば毎日食べるお米や、パン、おそば、うどん、おせんべい、チョコレートなども含まれます。
こういったものを食べると血糖値が急激に上がって気持ちいいですよね^^
私自身もこういった血糖をあげる食べ物は大好きですが、毎日食べていたら病気になります。
そこで、予防するための3つのポイントを解説します。
1つは野菜から食べると言うことです。
特にキャベツや、キノコ、海藻類などには、色も繊維がふんだんに含まれているので同じ量を食べても血糖値の上昇が緩やかで、血糖値を下げるホルモンを出している膵臓の負担も軽くてすみます。
2つ目は同じ糖質を食べるにしても血糖値を急激に上げる食べ物を避けるです。
フルーツジュースや、菓子パン、ポテトチップスなどは頻繁に食べない、あるいは1回の量を少なくするあるいは食事を食べた後に少量にするなどの工夫をすることで違ってくると思います。
3つ目はお米を「玄米」や「五分づき」とか「七分づき」などちょっと胚芽を入れたものにするとか、パンは精白したものでなく、全粒粉にするとかそういった工夫にするだけでも血糖の上がり方は大きく違ってきます。
またフルーツジュースを飲むよりは、りんご、パイナップルなど食物繊維が含まれている果物にすることで血糖値の上昇は変わってきます。
こういった考え方を身に付けておくことで、コレステロールを上げること、高血圧の予防にも役立ちます。
今回動画でも詳しく説明していますので興味ある方はご覧ください。