便秘

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便秘

便秘とは?

排泄物が長時間腸内にとどまり、排便に困難を伴う状態です。毎日、便通があっても苦痛や残便感など不快感を伴う場合は便秘です。

どうして便秘になるの?

少食や水分不足、精神的ストレス、食物繊維の不足、運動不足、がまん癖、病気などでなります。

突然の便秘、こわい便秘を見逃さないで!

大腸がん、痔、裂肛、糖尿病などの内分泌疾患、脳卒中、パーキンソン病、うつ病、甲状腺機能低下症、薬剤(鎮痛剤、睡眠薬、かぜ薬)などです。こういった原因が疑われる場合は、検査や薬の変更が必要になる場合があります。

便秘の症状は?

排便に時間がかかる、力まないとでない、硬くてコロコロ、おなかがはって苦しいなどの症状が現れます。

便秘の予防・治療はどのようにしたらいいの?

水分を多めにとる。(心臓、腎臓に問題がない方なら1日グラス6杯―8杯)、食物繊維を多めにとる。運動不足を解消し、肺や腹筋を強化する。朝食後、5-10分間の排便習慣をつける。

食物繊維をたっぷりとるには?

白米よりも七分づき混め、野菜、海藻、きのこ、蒟蒻を必ずメニューに。豆類もお忘れなく。

便秘の治療は?

上記のような点を試しても、改善しない場合は、いくつかの治療薬があります。

1つ目に便をやわらかくして、便を出しやすくするお薬です。錠剤と粉があります。一応1日3回飲めるようになっていますが、便秘の状態に合わせて、1日1回でも2日に1回でも自己調整して大丈夫です。

2つ目に、刺激して便を出そうとするタイプの下剤があります。これも錠剤と粉があります。寝る前に飲むと翌朝に便をしたくなります。

3つ目に、上記の薬を試しても排便がない場合は、浣腸もあります。

この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している

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