帯状疱疹 ワクチン 院長ブログ
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帯状疱疹の後遺症で後悔しないために。50歳からの賢い選択、予防ワクチンという保険。

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帯状疱疹の後遺症で後悔しないために。50歳からの賢い選択、予防ワクチンという保険。

こんにちは!あまが台ファミリークリニックの院長細田です。

最近、ご家族やご友人との会話で「帯状疱疹になった」という話、耳にしませんか?
50歳を過ぎると、80歳までに約3人に1人が発症すると言われるほど、帯状疱疹は誰にとっても他人事ではない病気です。

当院のブログでも、帯状疱疹のつらい症状や治療法について詳しく解説しています。
(→[こちら]で詳しく解説しています)

診察風景

今回は、その「つらい症状」をそもそも経験しないために、「未来の自分を守るための予防」という、とても大切な選択肢についてお話ししたいと思います。

帯状疱疹の“本当の怖さ”は、発疹が治った後にやってくる

帯状疱疹のやっかいな点は、皮膚のピリピリとした痛みや水ぶくれだけではありません。
本当の怖さは、発疹が治った後も続くことがある「帯状疱疹後神経痛(たいじょうほうしんごしんけいつう)」という後遺症です。

・服がこすれるだけで、電気が走るように痛い…

・夜もズキズキ痛んで、眠れない日が続く…

・何ヶ月、ときには何年も痛みが取れない…

帯状疱疹

抗ウイルス薬による早期治療で発疹は治せても、この神経痛を完全にゼロにするのは難しい場合も少なくありません。

多くの方が、この後遺症によって長期間にわたり生活の質(QOL)を大きく下げてしまっているのが現実です。

だからこそ、医師として強くお伝えしたいのです。
「発症してから治療する」のではなく、「そもそも発症しないように備える」ことが、何よりも賢い選択だと。

97%以上の発症予防効果!「シングリックス」という心強い味方

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「そんなつらい思いをするくらいなら、かかりたくない」

そう思いませんか?

その願いをかなえるための非常に有効な手段が、帯状疱疹予防ワクチン「シングリックス」です。

シングリックスは、2020年に登場した新しいタイプのワクチンで、その特徴はなんといっても「高い予防効果」です。

・50歳以上の方で【97.2%】

・70歳以上の方でも【91.3%】

という、驚くほど高い発症予防効果が報告されています。
さらに、効果が10年以上持続することも確認されており、一度接種すれば、長期間にわたって帯状疱疹の不安から解放される、まさに「未来の健康への投資」と言えるでしょう。
(※接種は2ヶ月の間隔をあけて、合計2回行います)

【今がチャンス】市の補助金活用で、お得に接種できます!

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「でも、高性能なワクチンはお高いんでしょう…?」

そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。

ご安心ください。現在、お住まいの市町村から、このシングリックス接種に対して手厚い補助が出ています。

・通常価格:1回 24,000円(税込)

・市の補助:1回につき 10,000円

・自己負担額:1回 14,000円(税込)

なんと1回あたり10,000円もお得に接種することができるのです。(※2回接種で合計28,000円のご負担となります)

将来、帯状疱疹を発症してしまった場合の治療費や、何度も通院する時間、そして何より「痛み」に苦しむ日々を考えれば、この自己負担額は非常に価値のある投資ではないでしょうか。

なお、茂原長生郡では、50歳以上の方を対象に補助が出ます。(茂原市と睦沢町は65歳以上からの補助となります。)

ワクチンの副反応(腕の痛み)が心配な方へ

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「シングリックスは効果が高いと聞くけれど、接種した友人が『腕が痛くて上がらなかった』と言っていて…。それが怖くて、なかなか決心がつかないんです」

診察室で、このようなお声を伺うことは少なくありません。
大切なご友人のつらそうな様子を見聞きすれば、ご不安に思うのは当然のことです。
そのご不安を少しでも解消できるよう、ここでは「腕の痛み」について正直に、そして詳しくご説明します。

1. なぜ、腕が痛くなるの? それは「効いている証拠」です

まず、正直にお伝えします。シングリックスを接種した方の多く(約8割)が、接種部位に痛みや腫れを経験します。

これは、ワクチンが体内でウイルスと戦うための強力な免疫を作ろうと、活発に働いている「サイン」なのです。
防御システム

つまり、接種後の痛みは、あなたの体の中で未来の帯状疱疹をブロックするための「防御システム」がしっかりと作られている証拠とも言えます。

2. 痛みのピークと期間は?

痛みは通常、接種翌日~2日後がピークで、その後は自然に和らいでいきます。もちろん個人差はありますが、「腕が上がらない」ほどの強い痛みが何日も続くわけではありません。数日間の「予測できる」反応だとお考えください。

3. 「もし痛くなったら…」を乗り切る3つの工夫

それでも、痛みはつらいもの。当院では、痛みを最小限に乗り切るための工夫をお伝えしています。

・【タイミングを選ぶ】接種は「金曜日の午後」がおすすめ!
お仕事や家事への影響を最小限にするために、お休み前の金曜日などに接種される方が多くいらっしゃいます。そうすれば、週末にゆっくりと腕を休ませることができます。

・【痛み止めを使う】市販の解熱鎮痛薬で対応できます
痛みがつらい場合は、我慢する必要はありません。ご自宅にあるアセトアミノフェン(カロナールなど)やロキソプロフェン(ロキソニンSなど)といった市販の解熱鎮痛薬を服用していただいて大丈夫です。ご不安な方は、当院で処方することも可能ですのでご相談ください。

・【当日は安静に】激しい運動は避ける
接種当日は、腕を酷使するような作業や激しい運動は避け、安静にお過ごしいただくのがおすすめです。

4. 究極の選択:どちらの「痛み」を選びますか?

最後に、少しだけ考えてみていただきたいことがあります。

・A:ワクチンによる、予測可能で数日間で終わる「腕の痛み」

・B:帯状疱疹による、ある日突然始まり、数週間~数年に及ぶ可能性のある「神経の激痛」

 

痛みワクチンの副反応は一時的ですが、帯状疱疹そのものや、その後遺症である「帯状疱疹後神経痛」の苦しみは、生活を一変させてしまうほど長く、つらいものになる可能性があります。
未来の自分を「予測不能な激痛」から守るための、数日間の「備えとしての痛み」
それが、シングリックスワクチンという選択肢です。

よくあるご質問(Q&A)

Q. 「以前、帯状疱疹になったことがあるから、もう大丈夫ですよね?」

A. いいえ、残念ながら帯状疱疹は再発する可能性があります。
一度かかったからといって安心はできません。
むしろ、一度あのつらさを経験された方こそ、再発予防のためにワクチン接種を強くお勧めします。

Q. 「水ぼうそう(水痘)になったことがあれば、帯状疱疹にはならないのでは?」

A. 逆です。帯状疱疹は、子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが、体内にずっと潜んでいて、加齢やストレスで免疫力が落ちた時に再び活動を始めることで発症します。
つまり、水ぼうそうにかかったことがある人“だけ”が帯状疱疹になるのです。
水疱瘡

Q. 「シングリックスの副反応が心配だったけど、思ったより平気でした。これでもちゃんと効いているの?」

A. はい、ご安心ください。副反応の出方には個人差があり、痛みが軽いからといって効果が低いわけではありません
体の中では、しっかりと免疫が作られています。
むしろ、楽に済んで良かった、と考えていただければと思います。

Q. 予約は必要ですか?

A. はい。ワクチンの在庫を確保するため、お電話またはWebにて事前にご予約をお願いしております。

最後に

50歳からの人生を、痛みや不安なく、元気に楽しく過ごしたい。
誰もがそう願っているはずです。
帯状疱疹は、加齢や疲れ、ストレスなど、誰にでも起こりうるきっかけで突然襲ってきます。

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「あの時、ワクチンを打っておけばよかった…」

そう後悔する前に、予防という選択肢があることを知っていただきたいのです。
市の補助金制度が利用できる今、ぜひ一度、ご自身の健康のために帯状疱疹ワクチンをご検討ください。

「自分は対象になるのかな?」「もう少し詳しく話を聞きたい」など、どんな些細なことでも構いません。
どうぞお気軽に当院の医師・スタッフにご相談ください。

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9:00-12:00
(受付8:45-11:45)
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乳幼児健診
ワクチン(1歳未満)


14:30-18:00
最終受付17:30
:土曜日の診療時間は9:00~13:00
(受付8:45~13:00)
※注:火、金曜日の14:15〜15:15の時間はワクチン、乳幼児健診専用になっています。(要電話予約 当日予約OK)
都合により現在当院では下記の治療は行っておりません。ご理解の程よろしくお願いいたします。

待ち時間なしで帰宅!

「診察が終わって処方箋をもらったらすぐに帰りたい。」

「待ち時間を少なくして、少しでも院内滞在時間を減らして時間を有効に活用したい。」
「医療機関は感染症の人も少なからずいるので、病院にいる時間を減らしたい。」

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当院ではそんな思いを実現するためにクロンスマートパスという仕組みを導入しました!

こちらを活用することで診察後に会計なしで、すぐに帰宅できます。詳細は、下記をクリックするとご覧になれます。

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【電話番号】0475-36-7011
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この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している

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