最近ホクロが大きくなってきた?放置せず、まずは医師にご相談を|あまが台ファミリークリニック

最近ホクロが大きくなってきた?放置せず、まずは医師にご相談を|あまが台ファミリークリニック

「最近ホクロが大きくなってきた」
「形がいびつになってきた」
「家族に皮膚のがんがある」など、不安を感じる方も少なくありません。
ホクロの多くは良性ですが、なかには注意が必要なケースもあります。
この記事では、ホクロの見分け方や、当院での診療の流れについてわかりやすくご説明します。

最近ホクロが大きくなってきた? 放置せず、まずは医師にご相談を

こんにちは。医療法人社団 緑晴会 あまが台ファミリークリニック 院長の細田俊樹です。
私はプライマリ・ケア(総合診療)を専門に医師として25年目になります。皮膚のしこりやできもの(ホクロ、粉瘤、脂肪腫など)の診療・日帰りの切除にも対応しています。

ホクロ(色素性母斑)とは?

ホクロとは、皮膚の中にあるメラニンを作る細胞(メラノサイト)が増えてできる「色素性母斑」です。

多くは良性でそのままでも問題ありませんが、なかには悪性の可能性があるもの(皮膚がんの一種)が紛れている場合もあります。

「大きくなってきた」「色が変わってきた」「形がいびつになった」といった変化があるときは、早めに医師の診察を受けることが大切です。

ホクロで注意したい変化 ― ABCDEルール

ホクロをチェックする際に、世界的に用いられている目安が「ABCDEルール」です。
下記のいずれかに当てはまる場合は、皮膚科や総合診療科を受診しましょう。

項目 意味 チェックポイント
A =Asymmetry
(非対称)
左右の形が
揃っていない
良性のホクロは
比較的左右対称
B =Border
(境界)
境界がギザギザ
ぼやけている
境界不整は
注意サイン
C =Color
(色調)
黒・茶・赤など
色が混ざっている
色ムラや濃淡差が
ある場合は注意
D =Diameter
(直径)
6mm以上
または拡大傾向
大きくなってきた
場合は受診を
E =Evolving
(変化)
大きさ・形・色
高さの変化
出血・かゆみ・痛み
かさぶた化も要注意

また、他のホクロと比べて「1つだけ見た目が違う」と感じるもの(通称「醜いアヒルサイン」)も注意が必要です。

ホクロを放置してもいいの?

多くのホクロは良性で問題ありませんが、中には悪性化や感染、日常生活の支障をきたすものもあります。
ただし、“気になるから取る”という理由だけでは、保険診療の対象にならないことがあります。
当院では、次のような流れで適切な判断を行っています。

当院での診察と判断の流れ

  1. 診察・観察:医師がホクロの形や色、状態を診察し、必要に応じてダーモスコピー(拡大鏡)で詳細を確認します。
  2. 医学的評価:悪性が疑われる場合は切除・病理検査を提案し、良性が強く疑われる場合は経過観察を提案することもあります。
  3. 希望のすり合わせ:見た目の悩みや生活上の不便さを伺い、医学的な妥当性と患者さんの希望を踏まえて、担当医が切除か経過観察かを判断します。
  4. 日帰り手術(切除が必要な場合):外科専門医が局所麻酔で安全に切除し、切除した組織を病理検査で確認します。

保険診療と自費診療の違い

  • 保険診療の対象:出血・痛み・かゆみがある、形や色に変化がある、悪性の可能性が否定できないなど、医学的に切除が望ましい場合。
  • 自費診療の対象:美容目的のみ(形を整えたい、完全に平らにしたいなど)。

診察時にどちらのケースに当たるかを丁寧に説明し、ご納得のうえで治療方針を決定します。

当院の体制と特徴

当院では、外科の専門医・今西先生が中心となり、皮膚のしこりやできものの日帰り切除を行っています。
局所麻酔で入院不要。
傷あとができるだけ目立たないよう配慮し、術後のフォローまで丁寧に対応します。

ホクロの「日帰り手術」について

気になるホクロ・皮膚のしこりがある方は、まずは診察でご相談ください。

診療予約はこちらから

よくある質問(Q&A)

Q1. 「切除したい」と思ったらすぐに取ってもらえますか?

A. まずは診察で医学的な評価を行い、患者さんの希望とすり合わせてから、担当医が切除または経過観察を判断します。医学的適応があれば保険診療、自費対象の場合は自由診療としてご案内します。

Q2. 手術中や後の痛みはありますか?

A. 局所麻酔を使用するため、手術中の痛みは最小限です。麻酔が切れたあとに軽い痛みが出ることがありますが、多くは鎮痛薬でコントロールできます。

Q3. 傷あとが心配です。

A. 傷あとを完全にゼロにはできませんが、縫合方向やテンションを考慮して、できるだけ目立ちにくくなるよう配慮します。術後ケアについても丁寧にお伝えします。

Q4. 粉瘤(アテローム)や脂肪腫も切除できますか?

A. はい。良性腫瘍(粉瘤・脂肪腫・線維腫など)にも対応しています。まずは診察で状態を確認します。

Q5. 病理結果はいつわかりますか?

A. 通常、1〜2週間ほどで結果が出ます。再診時に医師から丁寧に説明いたします。

Q6. シャワーや運動はいつからできますか?

A. 部位や創部の大きさによって異なります。一般的には創部が安定するまで数日間は濡らさないようにし、再診時に具体的な目安をお伝えします。

Q7. 一度に複数のホクロを取れますか?

A. 部位や大きさ、手術時間によって判断します。安全性を第一に考え、適切な範囲で同日に複数切除することも可能です。

まとめ

  • ホクロの多くは良性ですが、変化してきたホクロには注意が必要です。
  • 切除は医師の判断と患者さんの希望をすり合わせたうえで決定します。
  • 当院では外科専門医による日帰り切除と術後フォローを実施しています。

ホクロの「日帰り手術」について

気になるホクロ・皮膚のしこりがある方は、まずは診察でご相談ください。

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