
「最近、体力の衰えを感じるけれど、肺炎の予防接種って本当に必要なの?」「新しいワクチンが出たと聞いたけれど、費用はどのくらいかかるの?」と、将来の健康と備えについて悩んでいませんか?
皆さん、こんにちは。あまが台ファミリークリニック院長の細田です。私は地域医療の最前線で25年の経験を持つ家庭医療専門医として、日々、茂原市や長生郡の皆さんの健康を守るお手伝いをしています。

目次
2026年4月スタート!一生に一度の肺炎予防「プレベナー20」定期接種のご案内
2026年4月1日より、高齢者の肺炎球菌ワクチンの公費助成(定期接種)制度が新しくなりました。
これまでの「ニューモバックスNP」に代わり、より強固で長期的な免疫効果が期待できる最新ワクチン「プレベナー20」が導入されています ※1。
日本人の死因の第5位は肺炎であり、その死亡者の97.8%が65歳以上であることが分かっています ※2。

特に「肺炎球菌」は、健康な人の鼻やのどにもいる身近な細菌ですが、体力が落ちたときに重い感染症を引き起こします。
この機会に、自分自身と大切な家族を守るための新しいワクチンについて正しく知っておきましょう。
1. 公費助成(定期接種)の対象になるのはどんな人?
2026年4月以降、自治体からの助成を受けて「プレベナー20」を接種できるのは、「過去に一度も肺炎球菌ワクチンの定期接種を受けたことがない方」で、以下のいずれかに該当する方です ※1 ※3。
- 65歳の方: 助成期間は、「65歳の誕生日の前日」から「66歳の誕生日の前日まで」の1年間に限られます。
以前の5歳刻みの制度は終了していますのでご注意ください。

- 60歳以上65歳未満で特定の持病がある方: 心臓、腎臓、呼吸器の機能に重い障害がある方などが対象です(身体障害者手帳1級相当)
【重要】65歳以外の方も「任意接種」として今すぐ受けられます
「自分はまだ65歳じゃないから関係ない」と思っていませんか?実は、肺炎のリスクは50代から徐々に高まり始めます。プレベナー20は、65歳を待たずに対象年齢以外の方でも「自費(任意接種)」で受けることが可能です。
一生のうち、いつかは打つべきワクチンです。健康で活動的な今のうちに、世界最高水準の予防効果を手に入れておくことは、将来の自分への最高の投資となります。当院では、健康意識の高い50代の方や、糖尿病などの持病をお持ちの方の積極的な接種を推奨しています ※4。
自費でも接種可能です。日本人の死因5位の肺炎を予防するために
2. 「プレベナー20」の効果と最新の知見
最新の「プレベナー20」は、従来のワクチンに比べて「免疫の記憶」が作られやすく、効果がより長持ちするという大きなメリットがあります ※4。
2つの恐ろしい感染症を強力にブロック
肺炎球菌による病気は、大きく分けて以下の2つがあります。プレベナー20はその両方に高い効果を発揮します。
- 侵襲性肺炎球菌感染症(IPD): 菌が血液や髄液に入り込む重篤な状態で、敗血症や髄膜炎を引き起こします。プレベナー20は、これらを約75%予防する効果が期待されています ※4 ※5。
- 非侵襲性肺炎球菌感染症: 肺の中で炎症を起こす「一般的な肺炎」などです。プレベナー20は、これらを約45%予防するとされています ※4 ※5。
3. 茂原市・長生郡での費用と接種の流れ
当院がある茂原市や長生郡にお住まいの方は、自治体の助成制度を利用することで、ご負担を抑えて接種を受けていただけます ※6 ※7。
当院での肺炎球菌ワクチン接種費用
一見高く見えるこの費用、実は「最高のリターン」を生む投資です
「15,000円(補助ありで12,000円)は、これまでのワクチンより高いな」と感じられたかもしれません。しかし、25年の経験を持つ家庭医療専門医として断言できるのは、この最新ワクチンはトータルで考えると、手間もコストも抑えられる「非常にお得な選択」だということです。
- ●「5年おき」vs「一生に一度」の圧倒的な差
従来のワクチン(ニューモバックスNP)は5年で効果が落ちるため、長生きをすれば何度も打ち直す必要がありました ※14。一方、プレベナー20は免疫の記憶が強く残るため、原則「一生に一度」で済みます。将来にわたる接種の手間と費用を考えれば、むしろこちらの方が経済的です。 - ●入院費「30万円」のリスクを「1.2万円」で回避する
高齢者が肺炎で入院した場合、平均16日間の入院で約30万円以上の医療費がかかるというデータがあります ※401。わずか12,000円(補助適用後)の自己負担で、その重症化リスクを大幅に下げられるプレベナー20は、まさに「最高に利回りの良い健康への投資」と言えます。 
- ●大病院にはない「専門医の安心感」と「利便性」
大規模病院は、設備は整っていますが、待ち時間が長く予約も大変なことが多いのが現状です。当院では、25年の経験を持つ家庭医療専門医が、その場で副反応の相談に直接乗り、あなたの健康状態を把握した上で接種を行います。Webでサクッと予約できる利便性と、顔の見える安心感は、数千円の価格差を十分に埋める付加価値だと自負しております。
「高いからやめる」のではなく「価値があるから今のうちに打っておく」。
それが、賢く健康寿命を延ばす秘訣です。
接種までの4ステップ
- 専用問診票(予診票)の準備: 助成を受けるには、自治体発行の「プレベナー20専用予診票」が必須です。お手元にない場合は各市町村の保健センターへお申し出ください。
- 当院へ予約: お電話(0475-36-7011)またはWebにてご予約ください。
- 接種当日: 自治体から届いた「専用予診票」と「保険証」を持参してください。
- 接種: 腕の「筋肉内」に注射します ※8。

4. よくある質問と回答(FAQ)
「以前せっかく打ったのに、新しいのが出たからといって助成が受けられないなんて…」と感じるお気持ちはよく分かります。しかし、国の制度では定期接種(助成)は「生涯に一度」と決まっています ※1。より手厚い予防を希望される場合は、自費での接種を強くお勧めしています ※4。
注射部位の痛み(約60%)やだるさ、頭痛などが出ることがありますが、多くは1〜3日程度で自然に治まります ※8。当院では接種後30分程度、容体を確認するなど安全に万全を期しています。
「自分の予診票が使えるか確認したい」「副反応が心配」という方は、まずはお電話でご相談ください
これまでのニューモバックスは免疫が約5年で低下する傾向がありましたが、プレベナー20は「免疫の記憶」を強く残す仕組みのため、より長期間、あなたの体を守ってくれます。より手厚い予防を希望される方には、自費での接種を強くお勧めしています※4, ※9。
プレベナー20は国が効果と費用のバランスを認めた「定期接種対象」のワクチンです。キャップバックスは21種類をカバーし、特に成人の重症肺炎で増えている型に特化していますが、現在は全額自己負担となります。まずは助成が受けられるプレベナー20を優先するのが一般的です※10。

肺炎球菌ワクチンは、元気な今のうちに打っておく「未来への投資」です。
ご不明な点は、いつでもお気軽に当院スタッフまでお尋ねください。
※ワクチンの在庫を確保するため、1週間前までの予約をお勧めします。
参考文献
※2. 日本呼吸器学会:成人肺炎診療ガイドライン 2024
※3. 厚生労働省:第74回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 資料
※4. 日本呼吸器学会:65 歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関する考え方(第8版 2026年4月1日)
※5. 日本感染症学会:肺炎球菌ワクチン接種の考え方 第4版
※6. 茂原市公式サイト:高齢者肺炎球菌予防接種のご案内(2026年4月更新)
※7. 長生郡各町村公式サイト:予防接種助成事業一覧
※8. ファイザー株式会社:プレベナー20水性懸濁注 添付文書・製品情報(2024年10月改訂)
※14 ファイザー株式会社:プレベナー20 添付文書
※30 日本化学療法学会:肺炎球菌ワクチンの現状と展望
※401 Frontiers in Public Health:肺炎の入院費用に関する分析


