子どもの発熱で受診する目安|すぐ受診すべき症状と家で見てもよい症状|千葉・茂原エリアからも通院可能

子どもの発熱で受診する目安|すぐ受診すべき症状と家で見てもよい症状|千葉・茂原エリアからも通院可能

お子さんが急に熱を出した時、こんな不安はありませんか?

「子どもが急に熱を出したけれど、すぐに病院へ行った方がいいの?」

「39度の熱があると、それだけで危険なの?」

「夜に熱が上がった時、救急に行くべきか、朝まで様子を見てよいのか迷う」

「熱はあるけれど元気そう。この場合は家で見てもいいの?」

このようなことで悩んだことはありませんか?

子どもの発熱は、小児科でとても多い相談の一つです。特に夜間や休日に熱が上がると、保護者の方が不安になるのは当然です。

この記事では、子どもの発熱で「すぐ受診した方がよい症状」と「家で様子を見てもよいことが多い症状」を、医師の視点でわかりやすく整理します。

子どもの発熱は、小児科でとても多い相談の一つです。特に小さなお子さんの場合、急に高熱が出ることもあり、保護者の方が不安になるのは当然です。

ただし、子どもの発熱で大切なのは、熱の高さだけで判断しないことです。

38度、39度という数字も大切ですが、それ以上に、水分が取れているか、呼吸が苦しそうでないか、ぐったりしていないか、おしっこが出ているか、という「全身の様子」を見ることが重要です。

この記事では、子どもの発熱で受診する目安、すぐ受診した方がよい症状、家で様子を見てもよいことが多い症状、そしてお母さん・お父さんからよく聞かれる疑問について、わかりやすく解説します。

目次

子どもの発熱で受診する目安|すぐ受診すべき症状と家で見てもよい症状

皆さん、こんにちは。あまが台ファミリークリニック院長の細田です。

私は家庭医療専門医として、地域医療の最前線で25年にわたり診療を続けてきました。当院では、内科、小児科、皮膚科、糖尿病内科を標榜し、日々さまざまな症状のお子さんやご家族の相談を受けています。

子どもの発熱は、保護者の方にとってとても心配な症状です。

特に夜間や休日に熱が上がると、「今すぐ救急に行くべきか」「朝まで待ってよいのか」「解熱剤を使ってよいのか」と迷うことがあると思います。

この記事では、診察室でよく受ける質問も含めて、子どもの発熱時に家庭で確認してほしいポイントを整理してお伝えします。

  • 子どもが熱を出すたびに、受診のタイミングで迷ってしまう
  • 38度台や39度台の熱があると、それだけで危険なのか不安になる
  • 夜間や休日に救急受診すべきか判断に迷う
  • 家で様子を見る時に、何を確認すればよいか知りたい
  • 解熱剤を使うタイミングがわからない
  • 保育園や幼稚園を休ませる目安を知りたい

当院でしたら、上記の疑問、悩みが解決できるかもしれません。

結論|子どもの発熱は「熱の高さ」より「全身状態」が大切です

まず結論からお伝えします。

子どもの発熱で大切なのは、熱が何度あるかだけではありません。

もちろん、体温は大切な情報です。しかし、実際に受診の必要性を考える時には、次のような点を合わせて見る必要があります。

  • 水分が取れているか
  • おしっこが出ているか
  • 呼吸が苦しそうでないか
  • ぐったりしていないか
  • 顔色が悪くないか
  • 呼びかけに反応するか
  • 生後3か月未満ではないか

日本小児科学会の「こどもの救急」でも、発熱時には、元気がなくぐったりしているか、呼吸が苦しそうか、顔色が悪いか、生後3か月未満か、水分が取れているか、おしっこが出ているかなどが確認項目として示されています。(※1)

「でも、39度もあると心配です」と思う方も多いと思います。

そのお気持ちはとてもよくわかります。体温計で39度台を見ると、親として不安になるのは当然です。

ただ、子どもの発熱では、熱が高くても水分が取れていて、呼吸が落ち着いていて、あやすと反応があり、おしっこが出ている場合は、緊急性が高くないこともあります。

一方で、熱がそれほど高くなくても、ぐったりしている、呼吸が苦しそう、水分が取れない、意識がはっきりしない場合は、早めの受診が必要です。

つまり、子どもの発熱では「体温の数字」だけではなく、「いつもの子どもと比べてどうか」を見ることが大切です。

すぐ受診を考えた方がよい症状

次のような症状がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。

生後3か月未満で38度以上の発熱がある

生後3か月未満の赤ちゃんが38度以上の熱を出した場合は、たとえ見た目に元気そうでも早めの受診が必要です。

小さな赤ちゃんは、重い感染症があっても症状がはっきり出にくいことがあります。

「ミルクも飲めているし、少し様子を見てもいいかな」と思うかもしれません。

しかし、生後3か月未満の発熱は別に考えた方がよいです。自己判断で長く様子を見るより、早めに医療機関へ相談してください。

ぐったりしている、呼びかけへの反応が弱い

熱があると、子どもはいつもより元気がなくなります。

ただし、次のような場合は注意が必要です。

  • 抱っこしてもぐったりしている
  • 呼びかけへの反応が弱い
  • 目が合いにくい
  • あやしても笑わない
  • ずっとうとうとしている
  • 普段と明らかに様子が違う

発熱時に少し眠そうにすることはあります。

しかし、「眠い」というより「反応が鈍い」「意識がぼんやりしている」と感じる場合は、早めに受診してください。

呼吸が苦しそう、ゼーゼーしている

呼吸の様子は、発熱時に必ず確認してほしいポイントです。

次のような呼吸がある場合は、注意が必要です。

  • 息が速い
  • 肩で息をしている
  • 胸やみぞおちがペコペコへこむ
  • ゼーゼー、ヒューヒューしている
  • 顔色や唇の色が悪い
  • 苦しくて眠れない

「咳があるから苦しそうに見えるだけかも」と思うかもしれません。

ただ、呼吸が苦しい場合は、肺炎、気管支炎、喘息発作などが関係していることもあります。

発熱に呼吸苦が重なる場合は、熱の高さに関係なく早めの受診をおすすめします。

水分が取れない、飲んでも吐いてしまう

発熱時には、汗や呼吸で水分が失われやすくなります。

食事が取れないことよりも、水分が取れないことの方が問題になりやすいです。

次のような場合は、脱水に注意が必要です。

  • 水分をほとんど飲めない
  • 飲んでもすぐ吐いてしまう
  • 口の中が乾いている
  • 泣いても涙が少ない
  • ぐったりしている
  • おしっこが少ない

「ご飯を食べないので心配です」と相談されることも多いです。

発熱時は、食欲が落ちること自体は珍しくありません。まず大切なのは、水分が取れているかどうかです。

食事は少なくても、水分が取れていて、おしっこが出ていて、反応がしっかりしているなら、慌てすぎなくてよい場合もあります。

おしっこが少ない

おしっこは、脱水の目安としてとても大切です。

おむつがいつもより濡れていない、半日近くおしっこが出ていない、尿の色が濃いという場合は、水分不足が進んでいる可能性があります。

発熱時には、体温だけでなく「最後におしっこが出たのはいつか」も確認してください。

けいれんがある

発熱に伴ってけいれんを起こすことがあります。

いわゆる熱性けいれんのこともありますが、初めてのけいれん、5分以上続くけいれん、繰り返すけいれん、けいれん後に意識が戻りにくい場合は、早急な対応が必要です。

けいれんを見た時は、保護者の方は非常に驚くと思います。

まずは、口の中に物を入れない、体を強く揺さぶらない、横向きにして安全を確保する、時間を確認することが大切です。

迷う場合は、救急受診を考えてください。

受診の目安に迷ったら、早めにご相談ください

熱の高さだけでは判断が難しいこともあります。水分、呼吸、元気さ、おしっこの状態などを確認しながら、必要な診察や検査につなげていくことが大切です。

家で様子を見てもよいことが多い症状

次のような場合は、すぐに救急受診ではなく、自宅で様子を見ながら翌日以降の受診を検討できることがあります。

  • 熱はあるが、呼びかけにしっかり反応する
  • 水分が取れている
  • おしっこが出ている
  • 呼吸が苦しそうではない
  • 顔色が極端に悪くない
  • 解熱した時に少し遊ぶ、話す、笑う時間がある
  • 眠れている

ここで大切なのは、「元気」という言葉を、平熱の時とまったく同じ状態と考えすぎないことです。

熱がある時は、いつもより機嫌が悪くなったり、眠そうになったりすることはあります。

それでも、水分が取れていて、呼びかけへの反応があり、呼吸が落ち着いていて、おしっこも出ているなら、夜間に慌てて救急受診しなくてもよい場合があります。

ただし、これはあくまで目安です。

保護者の方が「いつもと違う」「何か変だ」と感じる場合は、その直感も大切です。迷う時は、医療機関や子ども医療電話相談に相談してください。

夜間・休日に迷った時は「#8000」も活用してください

夜間や休日に、お子さんの急な発熱で受診するか迷うことがあります。

そのような時は、子ども医療電話相談「#8000」を利用する方法があります。

厚生労働省では、子どもの急な発熱やけがの時に、どのように対処したらよいのか判断に迷う場合、#8000で小児科医師や看護師などからアドバイスを受けられると案内しています。(※2)

ただし、意識がおかしい、呼吸が苦しい、けいれんが続いている、水分がまったく取れないなどの症状がある場合は、電話相談を待たずに救急受診を考えてください。

家で様子を見る時に確認してほしいこと

水分は少しずつ、こまめに

発熱時には、水分補給がとても大切です。

一度にたくさん飲ませようとすると、嫌がったり、吐いてしまったりすることがあります。

スプーン1杯、ひと口ずつでもよいので、こまめに飲ませてください。

母乳やミルクのお子さんは、いつもより少量でも回数を増やして飲めるか見てください。

大きいお子さんであれば、水、お茶、経口補水液などを使ってもよいです。

無理に食べさせなくてもよい場合があります

熱がある時は、食欲が落ちることがあります。

「何か食べさせないと体力が落ちる」と心配になると思います。

もちろん、食べられるなら食べても構いません。

ただし、発熱初期は食事よりも水分を優先してください。

食事は、おかゆ、うどん、ゼリー、果物、スープなど、お子さんが食べやすいものを少量で構いません。

厚着をさせすぎない

寒気がある時は、少し温かくしてもよいです。

しかし、体が熱くなって汗をかいている時に厚着をさせすぎると、熱がこもってつらくなることがあります。

お子さんが過ごしやすい服装に調整してください。

解熱剤は「熱を下げるため」だけでなく「つらさを和らげるため」に使う

解熱剤は、病気そのものを治す薬ではありません。

熱によるつらさを和らげ、水分を取りやすくしたり、眠りやすくしたりするために使う薬です。

高熱でも、比較的水分が取れていて眠れている場合は、必ずしもすぐに使わなければならないわけではありません。

一方で、熱でつらそう、水分が取れない、眠れないという場合は、医師から処方された解熱剤を使うことで楽になることがあります。

市販薬や兄弟に処方された薬を自己判断で使うのは避けてください。体重や年齢によって使える薬や量が違うためです。

お母さん・お父さんからよくある質問

Q1. 何度の熱があったら受診した方がよいですか?

熱の数字だけでは決まりません。

39度以上の熱があっても、水分が取れていて、呼吸が落ち着いていて、反応がしっかりしている場合は、緊急性が高くないこともあります。

一方で、38度台でも、ぐったりしている、呼吸が苦しい、水分が取れない、おしっこが出ない場合は、早めの受診が必要です。

ただし、生後3か月未満で38度以上の発熱がある場合は、早めに受診してください。

Q2. 熱が高いと脳に影響が出ますか?

一般的な感染症による発熱だけで、すぐに脳が傷つくわけではありません。

保護者の方が「高熱で脳がやられるのでは」と心配されることはよくあります。

しかし、通常の風邪などによる発熱では、熱の高さそのものよりも、意識の状態、けいれん、呼吸状態、水分摂取などを確認することが大切です。

意識がはっきりしない、けいれんが続く、呼吸が苦しい場合は、熱の高さに関係なく受診してください。

Q3. 熱があっても元気なら、家で見てよいですか?

水分が取れていて、おしっこが出ていて、呼吸が落ち着いており、あやすと反応がある場合は、自宅で様子を見られることがあります。

ただし、発熱が長引く場合、症状が悪化してくる場合、保護者の方が「いつもと違う」と感じる場合は受診をおすすめします。

Q4. 食事を食べません。大丈夫ですか?

発熱時は一時的に食欲が落ちることがあります。

食事が少ないことだけで、すぐに危険というわけではありません。

まずは、水分が取れているか、おしっこが出ているかを確認してください。

水分も取れない、飲んでも吐いてしまう、おしっこが少ない場合は受診を考えてください。

Q5. 解熱剤は何度から使えばよいですか?

解熱剤は「何度になったら必ず使う」というより、お子さんのつらさを見て判断します。

高熱でも眠れていて、水分が取れている場合は、必ずしもすぐ使う必要はありません。

逆に、熱でつらそう、水分が取れない、眠れない場合は、医師から処方された解熱剤を使うことで楽になることがあります。

使用量や間隔は、処方時の指示に従ってください。

Q6. 解熱剤を使っても熱が下がりきりません。大丈夫ですか?

解熱剤を使っても、平熱まで下がらないことはよくあります。

1度くらい下がって少し楽になる、水分が取れる、眠れるようになるのであれば、解熱剤の目的はある程度果たせています。

ただし、解熱剤を使ってもぐったりしている、呼吸が苦しい、水分が取れない、意識がはっきりしない場合は受診してください。

Q7. 夜に熱が上がりました。救急に行くべきですか?

夜に熱が上がると、とても不安になると思います。

ただ、熱が高いだけで、必ず夜間救急を受診しなければならないわけではありません。

水分が取れている、呼吸が苦しくない、呼びかけに反応する、おしっこが出ている、眠れている場合は、翌日の受診を検討できることもあります。

一方で、呼吸が苦しい、ぐったりしている、水分が取れない、けいれんがある、意識がはっきりしない場合は、夜間でも救急受診を考えてください。

Q8. 熱が何日続いたら受診した方がよいですか?

発熱が数日続く場合は、受診を考えてください。

特に、3日以上熱が続く、日ごとに元気がなくなる、咳が強くなる、耳を痛がる、発疹が出る、下痢や嘔吐が続く、一度下がった熱が再び上がる場合は診察をおすすめします。

熱の期間だけでなく、症状の変化も大切です。

Q9. 保育園や幼稚園はいつから行ってよいですか?

登園の目安は、病気の種類や園の方針によって異なります。

一般的には、熱が下がっていること、食事や水分が取れていること、機嫌がよく普段に近い生活ができることが大切です。

厚生労働省の保育所における感染症対策ガイドラインでも、発熱時には、元気や機嫌、食事・水分摂取、排尿回数、発疹の有無などが確認項目として示されています。(※3)

感染症によっては登園停止期間が決まっているものもあるため、診断を受けた場合は医師や園の指示に従ってください。

Q10. 受診する時に何を伝えればよいですか?

受診時には、次の情報があると診察がスムーズです。

  • いつから熱が出たか
  • 一番高い体温は何度か
  • 水分がどのくらい取れているか
  • 最後におしっこが出た時間
  • 咳、鼻水、のどの痛み、嘔吐、下痢、発疹の有無
  • 解熱剤を使った時間
  • 周囲で流行している感染症があるか
  • 保育園、幼稚園、学校で流行している病気があるか

特に、解熱剤を使った時間、水分量、おしっこの回数は重要です。

可能であれば、母子手帳、お薬手帳、保険証、医療証も持参してください。

受診を先延ばしにしない方がよい変化

発熱があっても、最初は元気に見えることがあります。

ただし、次のような変化がある場合は、様子見を続けず受診を考えてください。

  • 日ごとに元気がなくなっている
  • 水分を取る量が減ってきている
  • おしっこの回数が減っている
  • 咳が強くなっている
  • 呼吸が苦しそうになってきた
  • 発疹が出てきた
  • 耳を痛がる
  • 何度も吐く
  • 一度下がった熱が再び上がった

「もう少し待てば自然に治るかも」と思うこともあると思います。

もちろん、軽いウイルス感染で自然に良くなることもあります。

ただし、良くなる方向ではなく、悪くなる方向に進んでいる時は、早めに診察を受けた方が安心です。

まとめ|子どもの発熱は、熱の数字だけで判断しないことが大切です

子どもの発熱では、保護者の方が不安になるのは当然です。

特に夜間や休日に熱が上がると、「今すぐ病院に行くべきか」と迷うことがあると思います。

大切なのは、熱の高さだけでなく、お子さんの全身状態を見ることです。

  • 水分が取れているか
  • おしっこが出ているか
  • 呼吸が苦しそうでないか
  • ぐったりしていないか
  • 呼びかけに反応するか
  • 顔色が悪くないか
  • 発熱が長引いていないか

これらを確認することで、受診の判断がしやすくなります。

特に、生後3か月未満の発熱、呼吸が苦しい、反応が悪い、水分が取れない、おしっこが出ない、けいれんがある場合は、早めに受診してください。

一方で、熱があっても、水分が取れていて、呼吸が落ち着いていて、反応もしっかりあるなら、自宅で様子を見ながら翌日の受診を考えられることもあります。

迷った時は、一人で抱え込まずにご相談ください。

子どもの発熱で受診のタイミングに迷ったら、ご相談ください

あまが台ファミリークリニックでは、小児の発熱、かぜ症状、のどの痛み、咳、感染症などについて診療しています。親御さんが「家で様子を見るべきか、受診すべきか」で迷うようなケースもご相談ください。

参考文献

  • ※1 公益社団法人 日本小児科学会 こどもの救急 発熱 38度以上
  • ※2 厚生労働省 子ども医療電話相談事業 #8000について
  • ※3 厚生労働省 保育所における感染症対策ガイドライン 2018年改訂版
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