「3〜6か月の乳児健診では、どんなことを確認するの?」
「4か月健診の受診券が届いたけれど、いつ予約すればいいの?」
「身長や体重だけでなく、発達や頭の大きさも見てもらえるの?」
「離乳食を始める前に、専門の人に相談したい」
「乳児健診とワクチンを同じ日にできるなら助かる」
このような疑問や不安はありませんか。
3〜6か月の乳児健診は、赤ちゃんの成長を確認する大切な機会です。多くの場合、実際には4か月健診として受診されることが多く、身長・体重・頭囲などの身体発育、首すわりなどの発達、授乳や生活リズム、これから始まる離乳食について確認します。
あまが台ファミリークリニックでは、3〜6か月の乳児健診に対応しています。市町村から支給される受診券をお持ちの場合、無料で受けられることが多い健診です。対象月齢や受診券の利用条件は市町村によって異なるため、受診券と母子手帳を必ずご確認ください。
このページでわかること
- 3〜6か月乳児健診で確認する内容
- 4か月健診で見ている発達のポイント
- 身長・体重・頭囲を確認する理由
- 離乳食・補完食を始める前の相談内容
- 乳児健診とワクチンを一緒に相談する流れ
- 当日の持ち物と予約時の注意点
当院でしたら、上記の疑問、悩みが解決できるかもしれません。
3〜6か月乳児健診で何をする?4か月健診の内容をわかりやすく解説
皆さん、こんにちは。あまが台ファミリークリニック院長の細田です。

私は地域医療の最前線で25年診療している家庭医療専門医です。
あまが台ファミリークリニックでは、内科、糖尿病内科、小児科、皮膚科を標榜し、赤ちゃんからご高齢の方まで、地域のご家族の健康を支える診療を行っています。
乳児健診は、病気を見つけるためだけの場ではありません。
赤ちゃんが順調に育っているか、発達に気になる点がないか、授乳や睡眠、便、皮膚、離乳食などでご家族が困っていないかを確認する大切な機会です。
特に3〜6か月頃は、首すわり、目で追う、あやすと笑う、手足をよく動かすなど、赤ちゃんの発達が目に見えて変わってくる時期です。
同時に、保護者の方にとっては「これで大丈夫かな」と不安が増えやすい時期でもあります。
この記事では、当院で行っている3〜6か月乳児健診の内容、当日の流れ、持ち物、離乳食相談、ワクチンとの同時相談について、できるだけわかりやすくご説明します。
目次
3〜6か月乳児健診とは
3〜6か月乳児健診は、生後3か月から6か月頃の赤ちゃんを対象に、身体の成長や発達、育児上の不安を確認する健診です。
自治体によって案内の名称や対象月齢は異なりますが、実際には4か月健診として受診される方が多いです。
当院でも、3〜6か月乳児健診の中で、4か月頃に受診される赤ちゃんが多くいらっしゃいます。
3〜6か月頃は、体重の増え方、首すわり、目の合い方、手足の動かし方、授乳の状況、皮膚の状態などを確認する重要な時期です。
乳幼児健診は、赤ちゃんの健康状態を把握し、健康の保持や増進を図るために大切な機会とされています。(※1)
「元気そうだから健診は受けなくても大丈夫ですか?」と感じる方もいるかもしれません。赤ちゃんが元気に見えることはとても良いことです。
ただ、健診では普段の生活だけでは気づきにくい成長のバランスや発達、育児の困りごとを確認できます。心配がないことを確認するためにも、受診券が届いたら忘れずに受けることをおすすめします。
市町村の受診券で無料で受けられることが多い健診です
3〜6か月乳児健診は、市町村から支給される受診券を使うことで、無料で受けられることが多い健診です。
ただし、対象となる月齢、受診できる医療機関、受診券の使い方は市町村によって異なる場合があります。そのため、受診前に必ず市町村から届いた案内、受診券、母子手帳をご確認ください。
ご注意ください。
受診券をお忘れの場合や、対象月齢を過ぎている場合、市町村によっては無料で受けられないことがあります。ご予約の際は、受診券に記載されている対象月齢と有効期限をご確認ください。
「3〜6か月と書いてあるけれど、いつ受けるのがよいですか?」という質問もよくあります。多くの場合は4か月頃に受診されますが、赤ちゃんの状態や市町村の案内によって異なります。迷う場合は、受診券の案内を確認したうえでご相談ください。
当院の3〜6か月乳児健診で確認すること
当院の3〜6か月乳児健診では、主に以下のような内容を確認します。
3〜6か月乳児健診の主な内容
- 身長、体重、頭囲の測定
- 体重の増え方、成長曲線の確認
- 首すわりなど発達の確認
- 目で追う、音への反応、表情などの確認
- 心音、呼吸音、お腹、皮膚などの診察
- 股関節の動き、手足の動きの確認
- 授乳、ミルク、便、睡眠についての相談
- 離乳食・補完食を始める前の相談
- 予防接種のスケジュール確認
健診では、赤ちゃんの体を診るだけでなく、保護者の方が不安に感じていることも確認します。「こんなことを聞いていいのかな」と思うような内容でも、遠慮なくご相談ください。
身長・体重・頭囲を確認する理由
乳児健診では、身長と体重だけでなく、頭囲も測定します。
身長と体重は、赤ちゃんが順調に成長しているかを確認するために大切です。
ただし、1回の数字だけで判断するのではなく、成長曲線に沿って増えているか、前回からの変化がどうかを見ていきます。
頭囲は、頭の大きさの変化を確認するために測定します。
赤ちゃんの頭の大きさには個人差がありますが、成長曲線から大きく外れる場合や、急に変化する場合には、追加の確認が必要になることがあります。
「頭が大きいと言われたら病気ですか?」と心配される方もいます。多くの場合、体格やご家族の体質による個人差もあります。
大切なのは、頭囲だけを単独で見るのではなく、身長、体重、発達、診察所見と合わせて総合的に確認することです。
4か月頃に確認したい発達のポイント
4か月頃の健診では、発達の確認も大切です。代表的には、首すわり、視線、表情、手足の動き、音への反応などを確認します。
たとえば、次のような点を見ています。
- 首がしっかりしてきているか
- あやすと笑うか
- 目で人や物を追うか
- 音への反応があるか
- 手足を左右ともよく動かしているか
- うつぶせにした時の様子
厚生労働省の乳幼児健診に関する実践ガイドでも、3〜4か月児健診では発達や保健指導のポイントが示されています。(※2)
「うちの子はまだ首が完全にすわっていない気がします」と不安になる方もいます。赤ちゃんの発達には個人差があります。健診では、月齢だけで機械的に判断するのではなく、全体の発達や体の動き、これまでの経過を見ながら確認します。
気になる場合は、健診の場で実際に赤ちゃんの様子を見ながらお伝えしますので、自己判断で不安を抱え込まなくて大丈夫です。
授乳・ミルク・便・睡眠の相談もできます
3〜6か月頃は、授乳やミルク、便、睡眠についての悩みが多い時期です。
たとえば、次のような相談があります。
- 母乳やミルクの量は足りているか
- 体重の増え方は問題ないか
- 便秘気味だが大丈夫か
- 吐き戻しが多いが心配ないか
- 夜まとまって寝ない
- 湿疹や肌荒れが気になる
- 予防接種のスケジュールが不安
「ネットで調べるといろいろな情報が出てきて、逆に不安になった」という声もよく聞きます。育児情報はたくさんありますが、赤ちゃんの体格、発達、授乳状況、家庭環境によって、必要なアドバイスは変わります。
健診では、赤ちゃんを実際に診察したうえで、今の状態に合わせてお話しします。
4か月健診では、これから始まる離乳食・補完食の相談も大切です
4か月頃になると、次に気になるのが離乳食です。
一般的に、離乳食は生後5〜6か月頃を目安に、赤ちゃんの発達の準備が整ってきた時期から始めます。
具体的には、首がしっかりしている、支えると座れる、食べ物に興味を示す、スプーンを口に入れても強く押し出さない、などが目安になります。(※3)
ただし、月齢だけで一律に決める必要はありません。
赤ちゃんによって発達のスピードは違います。早産で生まれた赤ちゃんや、体重の増え方に不安がある赤ちゃんでは、個別に確認しながら進めることが大切です。
当院では、4か月健診のタイミングで、これから離乳食を始めることに不安がある方に対して、国家資格を持つ管理栄養士が離乳食・補完食について説明できる体制を整えています。
離乳食・補完食について相談できること
- いつ頃から離乳食を始めるか
- 最初は何から始めるとよいか
- 食べる準備ができているサイン
- ミルクや母乳とのバランス
- 鉄分やたんぱく質など、補完食として考えたい栄養
- アレルギーが心配な時の進め方
- 食べない時の考え方
「離乳食は本やアプリの通りに進めないといけない」と思う方もいますが、実際には赤ちゃんの発達やご家庭の状況に合わせることが大切です。心配な方は、健診の時に遠慮なくご相談ください。
乳児健診とワクチンは一緒に相談できます
3〜6か月頃は、ワクチン接種も続く大切な時期です。
生後2か月から始まるワクチンは種類が多く、接種間隔や同時接種について不安になる方も少なくありません。
当院では、乳児健診とあわせてワクチンのスケジュールについても確認できます。
当院の予約ページでも、乳幼児健診と小児ワクチン外来についてご案内しています。1歳未満のワクチンとして、五種混合、ロタウイルスワクチン、B型肝炎、肺炎球菌ワクチンなどについてインターネット予約が可能です。
「健診の日にワクチンもできるなら助かる」という保護者の方は多いです。ただし、接種できるワクチンは月齢や接種歴、前回接種日によって変わります。予約時には、母子手帳でこれまでの接種歴をご確認ください。
乳児健診・ワクチンの予約をしたい方へ
3〜6か月乳児健診、9〜11か月乳児健診、小児ワクチンについては、対象月齢や接種歴の確認が大切です。母子手帳と市町村から届いた受診券をご準備のうえ、ご予約ください。
当日の流れ
当院での3〜6か月乳児健診は、おおよそ次のような流れで進みます。
3〜6か月乳児健診のステップ
1. 予約
乳児健診は予約制です。予約時には、月齢、受診券の有無、ワクチンを同時に希望するかをご確認ください。
2. 来院・受付
母子手帳、受診券、保険証または資格確認書、医療証、予診票などを受付で確認します。身体計測や問診の準備があるため、予約時間より少し余裕をもってご来院ください。
3. 身体計測
身長、体重、頭囲を測定し、成長の状態を確認します。
4. 問診・育児相談
授乳、ミルク、便、睡眠、皮膚、育児上の不安、離乳食の準備などについて確認します。
5. 医師の診察
心音、呼吸音、お腹、皮膚、首すわり、股関節、手足の動きなどを確認します。
6. 必要に応じて離乳食・ワクチン相談
離乳食・補完食の不安、ワクチンのスケジュールについて確認します。ワクチンを同日に行う場合は、接種歴や当日の体調を確認します。
当日の持ち物
3〜6か月乳児健診の当日は、以下のものをお持ちください。
- 母子手帳
- 市町村から届いた受診券
- 健康保険証または資格確認書
- 子ども医療費助成受給券
- 診察券
- ワクチンを希望する場合は予診票
- 替えのおむつ、ミルク、授乳に必要なもの
- 相談したいことのメモ
特に、母子手帳はとても重要です。これまでの成長記録、出生時の状況、ワクチン接種歴を確認するため、必ずお持ちください。
よくある質問
Q1. 3〜6か月乳児健診は、4か月で受けることが多いですか?
はい。市町村の案内や受診券の対象月齢にもよりますが、実際には4か月頃に受診される方が多いです。受診券に記載された対象月齢と有効期限をご確認ください。
Q2. 受診券があれば無料で受けられますか?
市町村から支給される受診券をお持ちの場合、無料で受けられることが多いです。ただし、対象月齢、受診券の有効期限、利用できる医療機関は市町村によって異なることがあります。必ず受診券をご確認ください。
Q3. 乳児健診とワクチンは同じ日にできますか?
同じ日に相談できる場合があります。ただし、接種できるワクチンは月齢、接種歴、前回接種日、当日の体調によって異なります。ご予約時と当日に母子手帳を確認します。
Q4. 離乳食は4か月から始めた方がよいですか?
一般的には、生後5〜6か月頃を目安に、赤ちゃんの発達の準備が整ってから始めます。4か月健診では、これから離乳食を始める前の準備や不安について相談できます。
Q5. 頭囲が大きい、小さいと言われたら心配ですか?
頭囲には個人差があります。頭囲だけで判断するのではなく、身長、体重、発達、診察所見、これまでの経過を合わせて確認します。心配な場合は健診時にご相談ください。
Q6. 湿疹や便秘、吐き戻しも相談できますか?
相談できます。乳児健診では、成長や発達だけでなく、皮膚、便、授乳、吐き戻し、睡眠など、育児で気になることも確認します。
9〜11か月健診も行っています
当院では、3〜6か月乳児健診だけでなく、9〜11か月乳児健診にも対応しています。
9〜11か月頃は、座る、はいはい、つかまり立ち、手づかみ食べ、離乳食の進み具合など、4か月頃とは違った発達や栄養の確認が大切になります。
9〜11か月健診について詳しく知りたい方は、以下のページもご覧ください。
まとめ:3〜6か月乳児健診は、赤ちゃんの成長と育児の不安を確認する大切な機会です
3〜6か月乳児健診は、赤ちゃんの身長、体重、頭囲、発達、授乳、便、睡眠、皮膚、離乳食準備、ワクチンのスケジュールを確認する大切な機会です。
多くの場合、4か月健診として受診されることが多く、市町村から支給される受診券をお持ちの場合、無料で受けられることが多い健診です。
当院では、赤ちゃんの成長や発達を確認するだけでなく、これから始まる離乳食・補完食について、国家資格を持つ管理栄養士に相談できる体制があります。また、乳児健診とあわせてワクチンのスケジュールも確認できます。
「心配なことがあるけれど、聞いていいのかわからない」という方も、どうぞ遠慮なくご相談ください。
3〜6か月乳児健診・4か月健診をご希望の方へ
身長・体重・頭囲、発達、授乳、離乳食準備、ワクチンのスケジュールまで、赤ちゃんの成長を一緒に確認します。市町村から届いた受診券と母子手帳をご準備のうえ、ご予約ください。

参考文献
- ※1 こども家庭庁. 乳幼児健診に関する取組み.
- ※2 厚生労働省. 乳幼児健康診査事業 実践ガイド.
- ※3 日本小児科学会. 離乳の支援.
- ※4 国立成育医療研究センター. 乳幼児健康診査身体診察マニュアル.


