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放置してはいけない糖尿病の初期症状5つ|茂原市・千葉市からも通える内科・糖尿病内科

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細田院長

皆さん、こんにちは。あまが台ファミリークリニック 院長の細田です。
( 家庭医療専門医、日本糖尿病学会正会員、YouTubeチャンネル登録者数51万人)

プライマリ・ケア(総合診療)を専門に、医師として25年目になります。
年間延べ4,000人以上の糖尿病の患者さんを診察しています。

今回は絶対放置してはいけない糖尿病の初期症状5つについて解説します。

今回のブログを読むことで、透析や失明などの怖い合併症を防ぎ、糖尿病の早期発見、早期治療に役立てていただければ嬉しいです。

放置してはいけない糖尿病の初期症状 5つ

問診票のイラスト

ある日、初めて当院を受診した患者さんの問診票を見るとこのような症状が書いてありました。

  • 体のだるさ
  • 喉の渇き
  • 体重減少

パソコンを使う作業員のイラスト(白衣の男性)

これを見た瞬間、医者が思いつくのは1つ。

比較的重症な糖尿病なんじゃないか?

ということです。

糖尿病の原因としてよくあるのは以下のようなケースです。

  • 1日に1.5リットル以上のコーラやジュースを飲み過ぎる
  • 糖尿病が重症化
  • 自分では気づかずにそのままの生活を続けてしまい症状が出る

今回ご紹介する症状は、いずれもかなり血糖値が高い状態がある程度の期間続かないと出てこない症状です。

具体的には、血糖値が200以上の状態が月単位、年単位で続いている方が起こす症状をご紹介します

そのため、厳密に言うと初期症状ではありません。
ですがこの状態を放っておくと命の危険に関わってくるので決して見逃してはいけない症状になります。

血糖値を体温に例えると

健康診断の結果を見て落ち込む人のイラスト

血液検査で「HBA1c」(ヘモグロビンエーワンシー)の数値を確認したことはありますか?

これは過去1~2ヶ月の血糖の平均値を表す指標です。

だいたい糖尿病の合併症、目や腎臓や神経、心筋梗塞を起こすHBA1cは7%以上と言われています

この数値を、人間の体温に例えると以下のようになります。

HBA1c 7%…体温 37℃
HBA1c 8%…体温 38℃
HBA1c 9%…体温 39℃
HBA1c 10%…体温 40℃

もし体温が37℃以上あったら、体にとっては警告サインです。40℃以上の場合はかなりの危険を感じますよね。

これは1つの例えですが、このくらいの危機感をもっていただいた方がいいと思います。

糖尿病の初期症状を放置してはいけない理由

血糖値が高い状態を放置すると、血管が障害され以下のような症状を起こす危険があります。

心筋梗塞・脳卒中・意識障害(そのまま死に至る場合も)

また血糖値が高いと、白血球の機能が低下するので、免疫力も低下して重症な感染症にもなりやすくなります。

今回ご紹介する初期症状は、見逃したら大変危険です。
自覚した場合は、すぐに医療機関を受診して検査を受けることをおすすめします。

糖尿病の初期症状1:足のしびれ

なぜ糖尿病の初期症状で足がしびれるのか?実は、現代の医学でははっきりとした原因がわかっていません。

ですが、1つ言われているのはソルビトールという物質が神経を障害しているのではないかといわれています。

  • 足の神経が障害されて痺れが出る
  • 指先から冷えていき、徐々に足の感覚がわからなくなる
  • 水虫・ちょっとした傷からばい菌が入り、足が腐って切断

血糖値が高い状態が長い間続き、このようなことになってしまうケースが病院では普通にあります。

しかも、この厄介なしびれを抑える有効な治療薬がないのも問題です。やっぱり予防が大切です。

糖尿病の初期症状2:喉の渇き、多飲、多尿

血糖値が高い状態とは、血液の中に糖がたくさんある状況です。

本来であれば血液の中の糖分は、筋肉や肝臓などの細胞に届いて栄養源になります。

ところが、血糖値の高い方の体内ではこのような悪循環が起こっています。

  • 血液中の糖分がうまく行きわたらず、血液がドロドロになる
  • 血液が濃くなるため、脳が勘違いして喉が渇く
  • 喉が渇くため大好きなジュースを飲む
  • 血糖値が下がらず、喉の渇きが止まらない

どろどろの血で詰まった血管のイラスト

この時、血液の中は水分でいっぱいになりますので、身体の中の余分な水分を外に出そうとして尿が増えます。

そのために、夜中も多いときは5~6回トイレに行くような状況になってしまいます。

糖尿病の初期症状3:体重減少

拒食症のイラスト

「糖尿病の初期症状2:喉の渇き、多飲、多尿」で説明したように、ある程度血糖値が高い状態が長い期間続いている患者さんは、血液の中に糖がたくさんあります(=高血糖)。

本当は血液中の糖は、肝臓や筋肉に届いて栄養として供給してあげなきゃいけません。

でも、それがうまく行き渡らないんですね。

血液から細胞に糖分を運ぶにはインスリンという細胞に糖を届けるためのホルモンが必要です。

インスリンは以下のようなことが原因でうまく働かなくなってしまいます。

  • 肥満
  • お酒
  • 不規則な生活
  • 暴飲暴食
  • 甘いものの取りすぎ

すると、糖が細胞にうまく運ばれず、どんどん痩せてきてしまいます。でも体は栄養を維持しなければいけません。

ここでクイズです。
栄養が運ばれなくなってしまった体は、どこから栄養を取って来るでしょうか。

 

答えは筋肉や骨です。
筋肉や骨が分解されて栄養源になります。

そうすると体はますます痩せていってしまいます。

ダイエットしているわけじゃないのに最近体重が落ちてきたという場合は、がんを疑うと同様に糖尿病も原因として考えることが大切になります。

「もしかして…」と不安に感じていませんか?

糖尿病は早期発見と早期治療が非常に重要です。一つでも症状に心当たりがあれば、お気軽に当院の専門外来にご相談ください。

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糖尿病の初期症状4:感染症にかかりやすくなる

血糖値が高いと、体の中ではバイ菌と闘う白血球の機能が低下するということがわかっています。

  • 最近風邪をひきやすい
  • 喉が渇く
  • 体重が減ってきた

こういった症状が重なった場合は、かなりの確率で糖尿病だと思います。

コロナウィルスが問題になっていますが、コロナウィルス感染予防と言う意味でも、血糖値をしっかりとコントロールすることがとても大切ですね。

また「糖尿病の初期症状1:足のしびれ」で説明しましたが、足のしびれがある方は、感覚も鈍いので、ちょっとした足の傷に気づかない傾向があります。

さらに感染症に対する抵抗力が弱っているので、そこからばい菌が入って足が切断されると言うこともあります。

糖尿病の初期症状5:目のかすみ、目のまぶしさ

糖尿病は血液の中で糖がウヨウヨと漂っている状態です。

血液の中に糖が多いと血管を傷つけてしまって、まずは細い血管からやられます。

細い血管のなかで代表的な場所は、目・腎臓・神経です。

「糖尿病の初期症状1:足のしびれ」で説明した症状は、足の神経を養う血管が障害されることで、神経自体が問題起こしてしびれたり感覚がわからなくなったりする状態です。

これが目を養う細い血管で起きるとどうなるかと言うと、初期症状として以下のようなことが起こります。

  • 蚊が飛んでいるようなものが見える
  • 目が霞む

そして、さらに症状が進行すると、

  • 血管が破裂して出血を起こす
  • ある日突然目が見えなくなる

こういったこともあります。その場合はすぐに眼科を受診しましょう。

もしかしたら糖尿病が隠れているかもしれません。

今回のまとめ:放置してはいけない糖尿病の初期症状 5つ

1.足のしびれ

2.喉の渇き、多飲、多尿

3.体重減少

4.感染症にかかりやすくなる

5.目のかすみ、目のまぶしさ

あなたの症状は糖尿病のサインかもしれません

リストの症状のうち、いくつ当てはまりましたか?放置すると失明などの重篤な合併症につながる危険性も。まずは専門家による診断で、その不安を解消しましょう。

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📚 参考文献一覧(引用)

  • American Diabetes Association. Standards of Medical Care in Diabetes—2024. Diabetes Care. 2024;47(Suppl 1):S1–S296.
  • International Diabetes Federation. IDF Diabetes Atlas, 10th ed. 2021.
  • Polonsky WH, et al. Psychological Insulin Resistance. Diabetes Care. 2005;28(10):2543–2545.
  • Chen L, et al. Screening for Type 2 Diabetes. JAMA. 2016;315(12):1294–1299.
  • Harris MI, et al. Prevalence of diabetes and impaired fasting glucose in US adults. Diabetes Care. 1998;21(4):518–524.
  • UK Prospective Diabetes Study (UKPDS) Group. Overview of 6 years’ therapy of type II diabetes. Lancet. 1998;352(9131):837–853.

動画でも詳しく解説しています。

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この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医
  • 日本糖尿病学会正会員、日本睡眠学会所属

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している

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