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治らないアトピー性皮膚炎でお悩みの方へ|原因と当院の治療法
毎日ステロイドを塗っているのにかゆみが治まらない。かゆくて夜もぐっすり眠れず、無意識にかきむしってしまって朝起きると血が出ていて落ち込む。
あなたは今、そんなアトピー性皮膚炎のつらい症状でお悩みではありませんか。
あまが台ファミリークリニック院長の細田です。私はこれまで家庭医療専門医として25年間、数多くのアトピー患者さんの治療にあたってきました。

アトピー性皮膚炎は、原因を正しく知り、適切な治療を選択することで、かゆみのない穏やかな日常を取り戻すことができる病気です。ここではアトピーの原因と、当院の治療方針についてわかりやすく解説します。
アトピー性皮膚炎の特徴(簡単に解説)
アトピー性皮膚炎は、「かゆみが良くなったり悪くなったりを繰り返す、湿疹で強いかゆみを伴うのが特徴的な皮膚の病気」です。
写真1.下記は肘に炎症がありますが、アトピー性皮膚炎では、ドライスキン(皮膚の表面を守る角質が薄い)のため、首や顔、肘の内側、膝の裏にかゆみを繰り返すことが多いです。

写真2.下記は首がかゆいために、何度も掻いてしまって、皮膚が硬くなっています。このような状態を専門的な用語でいうと苔癬化と呼びます。

アトピー性皮膚炎といえば、乳幼児に多いと思われていますが、最近は20代以上の成人患者さんが増加傾向です。
アトピー性皮膚炎の特徴をまとめますと
症状が軽くなったり重くなったりを繰り返し
乳幼児では2ヶ月以上、それ以外では6か月以上症状が続くことが多い
また強いかゆみのために、何度も掻いていると、皮膚が硬くなり、盛り上がる
以上のような症状が現れます。
それでは次にアトピー性皮膚炎の原因についてお伝えしたいと思います。
アトピー性皮膚炎の2つの原因
アトピー性皮膚炎の原因は大きく2つに分けられます。
アトピー性皮膚炎の原因1つ目
1つ目がダニやハウスダストなどに対してのアレルギー反応の結果として起こる皮膚の炎症
下記の左側は正常な皮膚で右側がアトピー性皮膚炎の炎症が起きた状態を表します。
電子顕微鏡の発達で、実際に皮膚の中に、ハウスダストやダニといったアレルギーの原因物質入っていくのが近年わかるようになってきました。
そこで様々な免疫反応が起きて皮膚に炎症が起きます。

アトピー性皮膚炎の原因2つ目
2つ目がドライスキンです。
ドライスキンって何ですかって思う方も多いと思うので解説したいと思います。
皮膚は、下の絵のように幾つもの層から成り立っています。

上から角質、表皮、真皮、皮下組織、筋肉などと何層もの構造からなっていますが、一番外側の角質が薄いことで、汗やハウスダスト、ダニの抗原といったアレルゲン(allergy の原因物質)に侵入しやすくなり、そこで炎症が起きることで痒みは生じます。
またドライスキンがあることで、皮膚の水分が下記のように皮膚から失われてしまい、それによってさらにバリア機能が低下して、ハウスダストやダニや汗が皮膚の中に入っていくというわけです。
炎症が起きて皮膚を掻いてしまうことで、さらに角質がはがれ炎症が起きるという悪い循環にはまっていき、外的からの刺激に対して過敏になってしまうことでまた痒くなるというサイクルになってしまい慢性化していくというのが特徴です。

アトピー皮膚炎の治療
それでは次にアトピー性皮膚炎の治療について一緒に考えてみたいと思います。
原因がわかれば、おのずと治療法は決まってきます。
保湿
まずはドライスキンに対しては、保湿を徹底していきます。
特に、お風呂に入った後は皮膚が潤っているので、入浴後、5分から10分以内に保湿剤を塗るのが望ましいです。

そうすることで下の左側の皮膚のように角質が厚く保たれるので、アレルギーの原因物質である。ハウスダストやダニ細菌が進入できなくなります。
反対に、右側の図は、角質が薄く壊れているので、アレルギーの原因物質がたやすく皮膚に侵入してしまいます。
皮膚が痒くなくなれば、ターンオーバーといって新しく綺麗な皮膚に少しずつまで変わっていきますから。時間とともに、痒みの程度も少なくなってくることが多いです。もちろん、ドライスキンの程度によっては保湿剤だけでは痒みがなかなか治まらないというケースも多いです。

ステロイド外用剤
皮膚が炎症を起こしてしまった場合は、それを鎮めるためにステロイド外用剤を使います。

ただし1回に塗る量や、ステロイドは5段階の強さに分かれるため適切な部位に適切な強さのステロイドを塗ることが大切です。
一度皮膚が炎症を起こしてしまうと。保湿剤だけではなかなか治まりませんし、何度も説明していますが、皮膚を掻いてしまうことで角質もはがれさらに痒くなるという悪循環にはまってしまい、地獄のように辛いとおっしゃる患者さんもいます。
そういったときにステロイド外用剤を使うことで、皮膚の炎症が治まり、悪循環を抑えることができるというわけです。
ステロイド外用剤の副作用
ステロイド外用剤には様々な副作用が報告されていますが、まず、心得ておくことは漫然と長期に使用しないということです。
ステロイドはあくまでも皮膚の炎症を抑えるのであって、根本的な治療ではありません。
たまに予防的に毎日塗っていて、副作用で来院される方がいますが、副作用をしっかり理解して使うことが大切です。
私たち医療者がしっかりと説明していない場合もありますし、最近ではステロイド外用剤が薬局でも買えるのですが用法用量を読まないで使ってしまうというケースもありました。
具体的な副作用としては、皮膚が萎縮してしまったり、顔に塗ると酒さ様皮膚炎といって、顔の毛細血管が浮き出て赤くなってしまうなどがあります。

また、皮膚の炎症を抑えるということで、細菌や水虫などが感染してしまうということもあります。また、胸など薄い皮膚などに塗ることで、ニキビになってしまうというケースも少なからずみてきました。
大切なことなので何度も繰り返しますが、ステロイドは、皮膚が炎症を起こしてしまったときに使うもので、基本的に漫然とだらだらと長期的に使うものではないということです。そこをわかっていれば、ステロイド外用剤のメリットを最大限に引き起こすことができます。そのメリットとは、皮膚の炎症を抑え、沈静化させることができるということです。皆さん家が火事になったことを思い浮かべてみてください。消防車を呼んで、火を消さなければ、家事はどんどん広がっていきますよね。ステロイドを塗らないで放置するということは、そういうことです。
「ステロイドで治らない方への新しい選択肢「デュピクセント」
アトピー治療は保湿とステロイドが基本ですが、正しく薬を使っても長期間かゆみが治まらず、苦しんでいる患者さんも少なくありません。
そこで当院では、アトピーの「かゆみと炎症」の根本原因を直接ブロックする新しい注射薬「デュピクセント」による治療に力を入れています。
生後6ヶ月のお子さんから使用でき、多くの方が治療開始から短期間で驚くほど肌がきれいになり、夜もぐっすり眠れる日常を取り戻しています。
「一生このかゆみと付き合うしかない」と諦める前に、ぜひ一度ご検討いただきたい治療法です。
デュピクセントの劇的な効果や、医療費の負担を大きく減らす制度については、下記の専門ページで詳しく解説しています。今のつらい状況から抜け出したい方は、ぜひ一度ご覧ください。」
アトピーの最新治療「デュピクセント」とは?効果や費用を徹底解説はこちら
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