ゴーヤパワー
こんにちは。あまが台ファミリークリニック 管理栄養士の小笠原です。
今年はすごく暑かったですね。今年がもっとも暑い夏だったとニュースで流れているのを耳にしてびっくりしました。
まだまだ残暑は厳しそうですが最近は、少し風が涼しくなってきて秋の気配を感じるようになってきた気がします。
今年はどんな夏を過ごされましたか?お祭りや花火、海や山のレジャーなど楽しい思い出は作れましたか?
そして、暑すぎた夏の疲れがそろそろ出てくるころではないでしょうか?
私事なのですが、実は2月頃の乾燥した花粉の時期くらいから口の周りや唇が荒れ始めていて、ヒリヒリ、カサカサを繰り返す症状が約半年程度続いていたためすごく困っていました。
それがふと気が付いたときに症状が落ち着いていることに気が付きました。
栽培されている方も多いと思いますが、私のお肌を良い状態にしてくれたゴーヤの栄養や働きをご紹介したいと思います。
ご存じの方も多いと思いますが、ゴーヤはビタミンやミネラルが豊富な野菜になります。
ゴーヤの栄養や働き
ビタミンC
水溶性のビタミンの1種になります。
このビタミンはコラーゲンを作る手助けをしてくれます。
そのため、日焼けしたお肌にも効果的なのでビタミンCが豊富なことはうれしいですね。
葉酸
葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球を作るサポートをする役割があります。
葉酸をしっかりと摂取することで、貧血対策にもつながります。
また、細胞の生産・再生などを助けるはたらきから、胎児の正常な発育や成長にも関わっています。
ビタミンE
ビタミンEは、強い抗酸化作用を持つことで知られている栄養素です。
ほかにも、血圧を下げたり、LDL(悪玉)コレステロールを減らしたりする作用がありますよ。
脂溶性ビタミンなので、炒め物や揚げ物など油脂と一緒に摂取することで吸収率が高まります。
ビタミンK
ビタミンKの主なはたらきは、血液を固めることです。
そのため、ビタミンKが不足すると、出血が止まりにくくなるおそれがあります。
また、ビタミンKは丈夫な骨の生成にも必要不可欠な栄養素です。
脂溶性ビタミンのため、油と一緒に摂ると吸収率が上がります。
カリウム
カリウムは細胞の浸透圧を維持するはたらきがあり、ナトリウム(塩分)の排出を促してくれます。
これにより、血圧を下げる作用が期待できます。
食物繊維
不溶性食物繊維には、便の量を増やして大腸を刺激することにより、スムーズな排便を促すはたらきがあります。
また、食物繊維は腸内にいる善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えるのに役立ちますよ。
便秘でお悩みの方には見逃せない栄養素です。
苦味成分のモモルデシン
モモルデシンとは、ゴーヤ特有の苦みのもととなる成分のことです。
モモルデシンには、肝臓や筋肉などでブドウ糖の取り込みを促進し、血糖値を下げる作用があります。
ほかには、胃粘膜を保護したり、胃液の分泌を促したりするはたらきも。
胃のはたらきが活発になることで、食欲増進が期待できます。
ゴーヤに含まれるビタミンは油との相性が良いため、炒め物やオリーブオイルでからめることなどがお勧めです。
改めてゴーヤを考えてみましたが、いかがだったでしょうか?
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
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