プライマリ・ケア、総合診療外来の診察で最も大事な〇〇とは!?
皆さんこんにちは。
あまが台ファミリークリニック院長の細田です。
今回お話するのは、医療においてすごく大事なテーマ「私たちが患者さんと向き合う上で最も大事だろうな」と思うことです。
私自身が外来で最も大事だと思う事は「患者さんの話を聞くこと」です。
クリニックで診察していると1日に何十人、インフルエンザの時期などで多い時は100人以上の患者さんとお話していますので、とても限られた時間でお話を聞いて検査をしています。
そして患者さんに笑顔になっていただいたり、安心してもらって体調をよくしていただくというのが一つの目標なので、限られた時間の中でどういう風に患者さんとお話するのかというのは大きなテーマです。
その中でも、やはり話を聞くというのは絶対に忘れてはいけないことです。
これはあえて言うことではないと感じる方もいらっしゃると思いますが、忙しいとつい忘れてしまうことです。
ですが患者さんは相談に来ているわけですから、まず話を聞いてあげるのが基本です。
親子関係、上司と部下、学校の先生と生徒でも一緒ですよね。
その時にただずっと話を聞いているだけでもダメで、聞きながらこういう訴えがあってこういう病気がおそらくあるのだろうというのを考えながら聞いていくのが大切です。
私自身が特に心掛けているのは、急性期の病気だったら時系列でちゃんと聞いていく。交通整理をするということです。
- いつから症状が出ているのか
- どんな症状なのか
- (慢性的なら)思い当たる原因は何か
というのは聞くようにしています。
こうして患者さんのお話を深掘りしていくと、患者さんご自身も理由をすごく考えてくださるので、それが診察にも寄与し、役立つことが少なくありません。
たとえば片頭痛は、
- 食生活
- 天気
- チョコレート
- ワイン
- 人工甘味料
なども含め、様々な要素が頭痛の原因になると言われています。
そういったことをやはり患者さんに自己考察していただくのが解決の近道です。
病院にいらしたとき、
とお伝えすると、様々なヒントが得られます。
医療のプロとして、問題を解決するために限られた時間の中でお話したり、原因は何かを患者さんと探すのはとても大事なことだと思いますので、ぜひ参考になれば嬉しいです。
最後に、私が運営するあまが台ファミリークリニックでは、同じ想いを共有できるドクターを募集しています。
- 卒後10年目以下で、一緒にグループ診療をしながら切磋琢磨して成長したい
- プライマリーケアを勉強したい
- 地域医療を支えたい
- 医者として人間として成長したい
私自身、プライマリ・ケア専門医を志して今年で22年目になります。当院で総合診療、プライマリ・ケアを学びたい方はこちらの募集記事をご覧ください。
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