コミュニケーション技術診察技術家庭医療の考え方

プライマリ・ケアの診察で最も大事な〇〇とは!?

更新日:
診察の様子 コミュニケーション技術

プライマリ・ケア、総合診療外来の診察で最も大事な〇〇とは!?

皆さんこんにちは。
あまが台ファミリークリニック院長の細田です。

今回お話するのは、医療においてすごく大事なテーマ「私たちが患者さんと向き合う上で最も大事だろうな」と思うことです。

カウンセリングのイラスト

私自身が外来で最も大事だと思う事は「患者さんの話を聞くこと」です。

クリニックで診察していると1日に何十人、インフルエンザの時期などで多い時は100人以上の患者さんとお話していますので、とても限られた時間でお話を聞いて検査をしています。

インフルエンザの検査のイラスト

そして患者さんに笑顔になっていただいたり、安心してもらって体調をよくしていただくというのが一つの目標なので、限られた時間の中でどういう風に患者さんとお話するのかというのは大きなテーマです。

その中でも、やはり話を聞くというのは絶対に忘れてはいけないことです。

これはあえて言うことではないと感じる方もいらっしゃると思いますが、忙しいとつい忘れてしまうことです。

ある研究で、医者は患者さんの話を数十秒でも遮ってしまうという研究論文もあるほど、医者は話を遮ってしまう傾向にあります。

ですが患者さんは相談に来ているわけですから、まず話を聞いてあげるのが基本です。
親子関係、上司と部下、学校の先生と生徒でも一緒ですよね。

その時にただずっと話を聞いているだけでもダメで、聞きながらこういう訴えがあってこういう病気がおそらくあるのだろうというのを考えながら聞いていくのが大切です。

話を聞いている人のイラスト

私自身が特に心掛けているのは、急性期の病気だったら時系列でちゃんと聞いていく。交通整理をするということです。

  • いつから症状が出ているのか
  • どんな症状なのか
  • (慢性的なら)思い当たる原因は何か

というのは聞くようにしています。

こうして患者さんのお話を深掘りしていくと、患者さんご自身も理由をすごく考えてくださるので、それが診察にも寄与し、役立つことが少なくありません。

頭痛のイラスト

たとえば片頭痛は、

  • 食生活
  • 天気
  • チョコレート
  • ワイン
  • 人工甘味料

なども含め、様々な要素が頭痛の原因になると言われています。

片頭痛(偏頭痛)の治し方5選
皆さんこんにちは。あまが台ファミリークリニック院長の細田です。今回のテーマは「片頭痛(偏頭痛)の治し方5選」です。外来をしていると、毎日のように頭痛の相談を受けます。日本人は3000~4000万人ほどが頭痛を持っていると言われています。とて

そういったことをやはり患者さんに自己考察していただくのが解決の近道です。

病院にいらしたとき、

笑顔の医者のイラスト

何が原因だと思いますか?ご自身の解釈でいので聞かせてください

とお伝えすると、様々なヒントが得られます。

医療のプロとして、問題を解決するために限られた時間の中でお話したり、原因は何かを患者さんと探すのはとても大事なことだと思いますので、ぜひ参考になれば嬉しいです。

最後に、私が運営するあまが台ファミリークリニックでは、同じ想いを共有できるドクターを募集しています。

  • 卒後10年目以下で、一緒にグループ診療をしながら切磋琢磨して成長したい
  • プライマリーケアを勉強したい
  • 地域医療を支えたい
  • 医者として人間として成長したい

私自身、プライマリ・ケア専門医を志して今年で22年目になります。当院で総合診療、プライマリ・ケアを学びたい方はこちらの募集記事をご覧ください。

医師募集

若手医師でプライマリ・ケアをあまが台ファミリークリニックで勉強したい方、開業前研修をしたい方はLINE登録していただくと、質問に直接お答えします

LINE_QRコード

 

動画

診察で最も大事な〇〇とは!?について、動画でも詳しく説明しています。ぜひご覧ください!

当院のご案内

電話番号 0475-36-7011

インターネット予約はこちらです。

 

この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している

 

スタッフ募集のお知らせ

当院では以下の職種を募集しています。

■プライマリケアとして成長したい医師
■プライマリーケア(地域医療)を支える看護師
■超音波検査をはじめ様々な検査を担当し、がんなど重大な病気を見逃さないための医師のサポートをする臨床検査技師
■不安な患者さんが来院されたときに笑顔で患者さんを癒せる医療事務

あかちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんまで安心笑顔で暮らせる地域社会というビジョンに向けて当院の仲間に加わりませんか?

まずは見学からお越しいただいてもOKです。

詳細はこちらをクリックすると、ご覧になります。ご連絡お待ちしております。

 

 

 

この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している

タイトルとURLをコピーしました