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フルミスト点鼻型のインフルエンザワクチン
あまが台ファミリークリニックです。当院ではフルミストという点鼻型のインフルエンザワクチンを2024年10月28日より先着30名の方に完全予約制で開始します。
フルミストとはどんなワクチンですか?
フルミストは鼻の中に吹き付けるタイプのインフルエンザ予防のための生ワクチンです。
今まで皆さんが接種されていた不活化ワクチンの皮下注射だったため、痛むにより、泣いてしまうこともあったと思います。
痛みがない
一方でフルミスト鼻の中にスプレーを吹きかけるだけのため、痛みがないのが特徴です。
インフルエンザウイルスはおもに気道粘膜で感染するので、鼻腔に直接免疫力をつけるフルミストは現在使っている皮下注射ワクチンで誘導される IgG 抗体だけでした。
一方、フルミストは点鼻することで、気道分泌型の IgA 抗体というウイルスを攻撃する自分の免疫も作られるのがメリットと言えます。
また小児では予防効果が特に高いワクチンです。
また生きたウイルスで免疫を作るため流行しているインフルエンザの株(毎年インフルエンザの抗原が変化する)が違っても発症率を低下させる作用があります。
効果は1シーズンですが、不活化ワクチンよりも、長く効果が持続するのも特徴です。
当院で使用するワクチンはこちらです
- 薬剤名:フルミスト点鼻液
・A型株:ノルウェー/31694/2022(H1N1)、タイ/8/2022(H3N2)
・B型株:オーストリア/1359417/2021(ビクトリア系統) - 製造元:AstraZeneca
フルミストが対象となる年齢
2歳以上19歳未満の方が対象
接種料金と接種回数
1回8000円(税込み)1回接種で完了
予約方法(予約開始時間も含めて)
当院ホームページの Web 予約からご覧ください。
10月28日月曜日の朝9時から予約ができるようになります。
副反応について
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- フルミストを点鼻した後にくしゃみが出たり、喉に垂れたりすることがありますが、飲み込んでも体への害はありません。
- 30%~40%の人に接種後3日~7日までに鼻炎や鼻詰まりが出ることもあります。
- 稀ですが発疹や蕁麻疹のほかにアナフィラキシやギランバレー症候群のような重い副反応を起こす可能性は他のワクチン同様否定はできません。
- 当院では、他のワクチン同様、接種後30分は院内あるいは車で待機していただくようにお伝えしています。
接種できない人
- 2歳未満と19歳以上の方
- 5歳未満で繰り返す喘鳴の既往があり、現在も喘息症状がある方
- 卵白やその他のワクチン成分に対して重度のアレルギーのある方やアナフィラキシーの既往がある方
- アスピリン服用中の方
- 免疫が著しく低下している方、または免疫力が著しく低下している人と同居している方
- 明らかな熱(37.5度以上)がある方
事前に記載できる予診票はこちらです。
予診票は2つのパターンがあります。
- web問診
- ご自身で印刷して記載できるタイプ
(もちろんクリニックに来院してからも記載できます。)