食中毒を防ぐ6つのポイント
こんにちは。あまが台ファミリークリニックの小笠原です。
梅雨に入り、お天気も不安定でじめじめした日が続いていますね。
でも、もう少しで梅雨が明けて。。。夏本番!!
海や山のレジャー、お祭り、花火などなど、ご予定はいかがでしょうか?
コロナの影響で数年開催されなかったイベントも、今年は復活しそうですね^^
高温多湿の状態が続く6月~9月にかけて、特に細菌性の食中毒の発生率が高まります。
食中毒と聞くと、飲食店や食堂などのイメージがあるかと思いますが、実は家庭での食中毒も少なくないのです。
家庭でできる食中毒を防ぐ6つのポイントをご紹介したいと思います。
1.食品の購入
食品を購入する際は、食中毒を持ち帰らないことが大切です。
表示のある食品は、消費期限等を確認し、購入しましょう。
購入した食品は、肉汁や魚等の水分が漏れないようにビニール袋等にそれぞれ分けて包み、持ち帰りましょう。できれば保冷機能のあるエコバックで持ち帰りましょう。
特に、生鮮食品等のように冷蔵や冷凍等の温度管理の必要な食品の購入は、買い物の最後にし、購入したら早めに帰るようにしましょう。
2.食品の保存
家庭に持ち帰った食品は、正しい保存方法で保存することで菌の増殖を抑えることができます。
冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう。目安は、冷蔵庫や冷凍庫の7割程度です。
冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に維持することが目安です。
肉や魚等は、ビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫の中の他の食品に肉汁等がかからないようにしましょう。
3.調理の下準備
食品の保存までの段階で菌をつけない・増殖させないように気をつけていても、調理する手や調理器具が汚れていたら食中毒が起こる原因になってしまいます。
下準備では、食中毒の菌をつけない、増やさないことを気をつけましょう
ゴミはこまめに捨てましょう。
タオルやふきんは清潔なものと交換しましょう。
井戸水を使用している家庭では、水質に十分注意してください。
・ こまめに手を洗いましょう。
・ 生の肉や魚等の汁が、果物やサラダ等生で食べる物や調理の済んだ食品にかからないようにしましょう。
・ 生の肉や魚を切った包丁やまな板は、洗ってから熱湯をかけたのち使うことが大切です。
・ 冷凍食品等の解凍は冷蔵庫の中や電子レンジで行うとよいでしょう。
4.調理
しっかりと加熱して、食中毒菌をやっつけることを意識しましょう。
手を洗いましょう。
加熱して調理する食品は十分に加熱しましょう。
加熱を十分に行うことで、もし、食中毒菌がいたとしても殺菌することができます。めやすは、中心部の温度が75℃で1分間以上加熱することです。
調理を途中でやめるような時は、冷蔵庫に入れましょう。再び調理をするときは、十分に加熱しましょう。
電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器、ふたを使い、調理時間に気を付け、熱の伝わりにくい物は、時々かき混ぜることも必要です。
5.食事
食事をする際も、食中毒菌をつけない、増やさないがポイントです。
・ 食事の前には手を洗いましょう。
・ 清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつけましょう。
・ 調理前の食品や調理後の食品は、室温に長く放置してはいけません。
6.残した料理
残した料理の取り扱いに気をつけないと、食中毒菌が増殖する原因になってしまいます。
・ 残った食品を扱う前にも手を洗いましょう。残った食品はきれいな器具、皿を使って保存しましょう。
・ 残った食品は早く冷えるように浅い容器に小分けして保存しましょう。
・ 時間が経ち過ぎたら、思い切って捨てましょう。
・ 残った食品を温め直す時も十分に加熱しましょう。目安は75℃以上です。
ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに捨てましょう。口に入れるのは、やめましょう。
6つのポイントをご紹介させて頂きました。
食中毒は簡単な予防方法をきちんと守れば予防できます。
食中毒を予防して、夏を楽しみましょう^^
それでも、もし、腹が痛くなったり、下痢をしたり、気持ちが悪くなったりしたら、当院にご相談くださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
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