花粉症に悩んでいるが薬だけではなかなか改善しないけど別の方法はあるのかな?
花粉症の薬を少しでも減らしたい!
こんな疑問を解決します。
花粉に効果のある栄養素3選【管理栄養士が解説】
こんにちは。あまが台ファミリークリニックの小笠原です。
今年も花粉の季節が始まりましたね。私も目のかゆみ、くしゃみの症状がでてきました。
例年に比べて、今年は早めな印象があります。早い方で、1月の中旬ごろから症状があらわれた方がいらっしゃったのではないでしょうか?
そして、花粉の飛散量はやや多めだそうです。
今回は様々な研究から花粉症を和らげる栄養素があることがわかってきたので、ご紹介したいと思います。
①短鎖脂肪酸を作り出そう!
特に酪酸は腸上皮細胞の最も重要なエネルギー源であり、アレルギーなどに対して抗炎症作用など優れた整理効果を発揮してくれます。
しかし、食べたり飲んだりして直接とるのは難しい栄養素なのです。
なぜかといいますと、腸内細菌が食物繊維を分解して作られる栄養素だからです。
短鎖脂肪酸を作り出してくれる食品は、食物繊維の多い、
- 野菜類
- 果物類
- 海藻類
- 豆類
- きのこ類
です。
そして短鎖脂肪酸を多く作り出すことは、
- アレルギーの抑制
- 腸内環境を整える
- 排便を促す
- 肥満の予防
- コレステロールの合成抑制
にも役立ってくれます!
②オメガ-3を摂ろう!
順天堂大学の研究グループが花粉症を改善させるメカニズムの解明に成功したそうです。
オメガ-3脂肪酸を摂取することで、アレルギー症状を引き起こす多種の炎症性の物質を著しく減少させることにより、花粉によるアレルギーの症状を軽快させることを発見したのです。
オメガ-3脂肪酸は人の体内で作り出すことができないため、食事から摂取する必要のある必須脂肪酸です。
積極的に魚類を摂取していきたいですね。
DHA、EPAは特に青魚に多く入っています。
- 鯵
- いわし
- さば
- さんま
など取り入れるように心がけてみてはいかがでしょうか?
③ビタミンDを取り入れよう!
健康な骨を維持していくために、欠かせないビタミンです。
そして、免疫機能を調整する働きもあることが分かり、近年注目されているビタミンなのです。
去年、東京都民を対象にしたビタミンDの過不足を調査したら、98%が不足していることが分かりました。
日本人には不足しやすいビタミンだということが分かりますね。
ビタミンDが多く含まれている食品は、魚類、きのこ類になります。
魚の中でも特に、鮭に多く含まれています。
また、太陽光を浴びることで、体内でビタミンDが作り出されます。これからあたたかくなってきたら、散歩やウォーキングをおこなってみてくださいね。
今回は花粉症の症状を和らげるための栄養素をご紹介させていただきました。
よろしければ、参考にしてみてください。
当院でも行っているので、ぜひご相談ください。
今後、当院では糖尿病教室を定期的に開催予定です。
第1回目は「糖尿病はなぜ怖いのか、治療はどうしたらいいのか~これからの食生活 基本のポイント5つ」です。
3月4日(月)
13:30~14:15
(受付開始 13:15~)
一緒に食事について考えていきましょう!予約制となっておりますので、ご興味のある方はご連絡をお願い致します。
ご連絡お待ちしております。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
参考文献
Dietary omega-3 fatty acids alter the lipid mediator profile and alleviate allergic conjunctivitis without modulating Th2 immune responses
Miyamoto H, et al. J Nutr. 2023 Apr;153(4):1253-1264.
当院のご案内
電話番号 0475-36-7011
インターネット予約はこちらです。