「これって手術が必要かな?」「どこに行けばいいんだろう」
とお悩みの方へ
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「皮膚の下に急にしこりができた」 - ✓
「痛みはないけれど、これって放っておいても大丈夫?」 - ✓
「何科に行けばいいのかわからず、数ヶ月放置してしまった」 - ✓
「もしかして悪いできもの(悪性腫瘍)が隠れているのではないかと不安」
皮膚の下のしこりには、放置して良いものから、早急な治療が必要なもの、さらには稀に悪性腫瘍が隠れているケースもあります。
この記事では、皮膚の下にできるしこりの正体と、当院で行っている外科専門医による日帰り手術について詳しく解説します。
皮膚の下のしこりとは?定義とできやすい部位
皮膚の下のしこり(皮下腫瘍)とは、皮膚のすぐ下にある組織(皮下脂肪や筋肉など)にできる塊のことです。これらは体中のどこにでもできる可能性がありますが、特に背中、首、顔、腕、足などに多く見られます。
目次
代表的なしこりの原因:粉瘤(ふんりゅう)
粉瘤の特徴と原因
皮膚の下のしこりで最も頻度が高いのが「粉瘤(アテローム)」です。
これは、本来剥がれ落ちるはずの垢(角質)や皮脂が、皮膚の下にできた袋の中に溜まってしまう良性腫瘍です。※1
- 特徴:しこりの真ん中に黒い点(開口部)が見えることがあり、強く押すと臭いのあるドロドロした物質が出てくることがあります。
- 原因:皮膚の表面の組織が何らかの理由で皮下に潜り込んで袋を作ることが原因ですが、はっきりとしたきっかけがないことも多いです。

粉瘤の経過:放置しても治りません
粉瘤は、自然に消えることはありません。むしろ時間が経つにつれて袋の中に垢が溜まり、徐々に大きくなっていきます。
さらに、細菌感染を起こすと「炎症性粉瘤」となり、激しい痛みや腫れを引き起こします。

「痛くないからまだ大丈夫」と思われるかもしれませんが、大きくなってからや、炎症を起こしてからでは手術の傷跡が大きくなるリスクがあります。小さいうちに専門医に相談することが、最も綺麗に治す近道です。
脂肪腫(しぼうしゅ)の特徴と種類

脂肪腫とは
脂肪腫は、皮下の脂肪細胞が増殖してできる良性腫瘍です。40代から50代に多く見られ、全身のどこにでも発生します。
- 特徴:柔らかく、指で押すと皮膚の下で動く感覚があります。通常は痛みはありません。
- 原因:遺伝的な要因が示唆されることもありますが、明確な原因は分かっていないのが現状です。
脂肪腫の種類
一般的な脂肪腫のほか、血管が豊富な「血管脂肪腫」などがあります。
血管脂肪腫の場合は、軽い痛みを伴うことがあるのが特徴です。※2
その他の皮下しこり:リンパ節・ガングリオンなど
リンパ節腫脹(りんぱせつしゅちょう)
首の付け根や付け根(鼠径部)などにあるリンパ節が、感染症や免疫反応によって腫れる状態です。
風邪を引いた際に腫れることが多く、通常は原因が解決すれば小さくなります。ただし、痛みがなく硬い場合は、別の病気が隠れている可能性があるため注意が必要です。
※当院では外科的な切除はしておりません。必要な方は専門医に紹介させていただいております。
ガングリオン
手首や足首の関節近くにできる、ゼリー状の液体が詰まった袋です。
使いすぎが原因と言われることもありますが、詳しい原因は不明です。神経を圧迫すると痛みや痺れが出ることがあります。
※当院では外科的な切除はしておりません。必要な方は整形外科に紹介させていただいております。
皮膚線維腫、血管腫、皮様嚢腫
- 皮様嚢腫(ひようのうしゅ)・類皮嚢腫:先天的に皮膚の成分が深い部分に閉じ込められたもので、顔(眉のあたりなど)によく見られます。
- 皮膚線維腫:虫刺されや小さな傷の後にできる、硬くて茶色っぽいしこりです。
- 血管腫:血管が増殖してできるもので、赤みがかかっていることが多いです。
見逃してはいけない悪性腫瘍(肉腫)
皮膚の下のしこりの多くは良性ですが、極めて稀に「悪性軟部腫瘍(肉腫)」である可能性があります。※3
- 脂肪肉腫:脂肪腫に似ていますが、急速に大きくなる、非常に硬いといった特徴があります。
- 線維肉腫、横紋筋肉腫、悪性末梢神経性腫瘍:これらは筋肉や神経から発生する悪性腫瘍です。
- 転移性腫瘍:他の臓器のがんが皮膚の下に転移してくるケースもあります。
良性と悪性の見分け方
「自分でも見分けられますか?」という質問をよく受けますが、正直なところ、医師でも見た目だけで100パーセント判断するのは困難です。しかし、以下のサインがある場合は、すぐに受診してください。
- しこりが急激に大きくなっている(数週間でサイズが変わる)
- しこりが非常に硬く、周りの組織と癒着して動かない
- 5cm以上の大きさがある
診断と検査の方法
正確な診断のために、当院では以下のプロセスを大切にしています。
- 視診・触診:硬さ、可動性、深さを確認します。
- 穿刺吸引細胞診:細い針でしこりの内容物を吸い取り、顕微鏡で細胞の種類を確認します。
- 組織生検:組織の一部を採取して精密検査(病理検査)に出します。
- 血液検査:炎症反応や腫瘍マーカーを確認する場合があります。
治療方法:外科専門医による日帰り手術
粉瘤や脂肪腫の根本的な治療は、手術による摘出です。飲み薬や塗り薬でしこりそのものが消えることはありません。
大学病院レベルの手術を、身近なクリニックで
当院では、元千葉大学所属の外科専門医による日帰り手術を行っております。
入院の必要がなく、忙しい方でも安心して治療を受けていただけます。
※24時間WEBからご予約可能です
当院の強み:元千葉大学所属の外科専門医による執刀
「大きな病院に行かないと手術できないの?」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。あまが台ファミリークリニックでは、千葉大学に所属していた経験豊富な外科専門医である今西先生が、積極的に日帰り手術を行っています。

大学病院レベルの技術を、クリニックという身近な環境で受けることができます。忙しくて入院が難しい方でも、その日のうちに帰宅できる日帰り手術は非常に喜ばれています。
疾患別の治療方針
- 粉瘤・脂肪腫:局所麻酔を行い、最小限の切開で袋ごと摘出します。傷跡が目立たないよう、丁寧な縫合を行います。
- ガングリオン:症状がある場合は注射器で内容物を吸引するか、再発を繰り返す場合は手術で摘出します。
- 悪性腫瘍の疑い:精密検査の結果、高度な治療が必要と判断した場合は、速やかに連携先の大学病院等へ紹介いたします。
まとめ:そのしこり、一人で悩まずにご相談ください
皮膚の下のしこりは、多くは良性ですが、放置することで炎症や痛み、見た目の問題、そして稀に悪性のリスクを伴います。「この程度のことで病院に行っていいのかな?」と迷う必要はありません。外科専門医による確かな診断を受けることで、心身ともに安心していただけるはずです。
千葉県長生村のあまが台ファミリークリニックは、茂原市や千葉市からも多くの患者様にご来院いただいております。皮膚の下のしこりが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
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参考文献
※1 日本形成外科学会 皮膚腫瘍(粉瘤等)
※2 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A 脂肪腫
※3 国立がん研究センター 希少がんセンター 軟部肉腫




