夏の疲れを回復しよう|食事から整えるポイントを解説
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夏の疲れを回復しよう

夏の疲れを回復しよう|食事から整えるポイントを解説

夏の疲れを回復しよう

小笠原さん

こんにちは。
あまが台ファミリークリニックの小笠原です。

まだ暑い日が続いていますが、少しずつ朝晩に涼しさを感じる季節になってきましたね。

私の娘も、夏休みが終わり学校が開始しました^^

夏から秋へと季節が変わるこの時期、
「なんとなく体がだるい」「疲れが取れない」「食欲がわかない」「朝起きるのがつらい」
と感じている方もいるのではないでしょうか?

これは、暑い夏を乗り越えるために体ががんばり続けたことで起こる「夏の疲れ」が関係しているかもしれません。

今回は、季節の変わり目に感じやすい夏の疲れを、毎日の食事から回復していくためのポイントをご紹介します。

なぜ起こる?夏の疲れ

夏は、暑さによる体力の消耗だけでなく、汗をかくことによる水分やミネラルの不足、食欲低下、冷房による体の冷えなど、さまざまなことが重なります。

また、暑くて寝苦しい夜が続くと、睡眠の質も低下しやすくなります。

さらに、暑い日は冷たい飲み物や麺類、アイスなどを選ぶ機会が増え、食事の栄養バランスが乱れやすくなります。

夏の間に少しずつたまった疲れが、季節の変わり目になって一気にあらわれることもあります。

夏の疲れが起こる理由(体力消耗・水分不足・食欲低下・冷え)を示す図

「夏バテは夏に起こるもの」と思われがちですが、実は夏の終わりから秋にかけて疲れを感じる方も少なくありません。

食事は「1日3食」とろう

夏の間、「暑くて朝ごはんが食べられなかった」「昼は麺類だけで済ませることが多かった」という方もいるかもしれません。

疲れた体を回復させるためには、まず毎日の食事をできるだけ整えることが大切です。

特に朝食を抜くと、体や脳に必要なエネルギーを補給できず、午前中から疲れやすくなることがあります。

朝からたくさん食べる必要はありません。

ごはんやパンだけではなく、卵、納豆、ヨーグルト、牛乳などを少し組み合わせてみましょう。

例えば、

  • ごはん+納豆+みそ汁
  • パン+卵料理+ヨーグルト
  • おにぎり+具だくさんのみそ汁

など、主食とたんぱく質を組み合わせることから始めるのがおすすめです。

「食欲がないから何も食べない」のではなく、少量でも体にエネルギーと栄養を補給していきましょう。

疲労回復には「たんぱく質」も大切に

疲れているとき、「甘いものを食べれば元気が出る」と思うこともあるかもしれません。

糖質は体を動かすための大切なエネルギー源ですが、甘い飲み物やお菓子だけに頼ると、必要な栄養素が不足してしまうことがあります。

体をつくる材料となるたんぱく質も、疲労回復には欠かせない栄養素です。

肉、魚、卵、大豆製品、牛乳・乳製品などを、毎食のどこかで取り入れてみましょう。

食欲がないときは、冷奴、冷やし茶碗蒸し、卵豆腐、卵、ヨーグルトなど、食べやすいものを選ぶのもおすすめです。

「肉をたくさん食べなければ」と考えず、自分が食べやすい食品から少しずつ取り入れてみてください。

ビタミンB群を意識しよう

疲労回復をサポートする栄養素として、ビタミンB群も大切です。

特にビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるために必要な栄養素です。

夏にそうめんやうどん、パンなど、糖質中心の食事が続いていた方は、ビタミンB1も意識してみましょう。

ビタミンB1は、豚肉、大豆製品、玄米、うなぎなどに多く含まれています。

例えば、

  • 豚肉の生姜焼き
  • 豚しゃぶと野菜のサラダ
  • 冷ややっこ
  • 納豆ごはん

など、いつもの食事に少し取り入れるだけでもよいでしょう。

ビタミンB群は単独で考えるよりも、さまざまな食品をバランスよく食べることで補いやすくなります。

ビタミンB1を多く含む食品(豚肉・大豆製品・玄米・うなぎ)を示す図

冷たいもののとりすぎに注意

暑い夏には、冷たい飲み物や食べ物が欲しくなりますよね。

しかし、冷たいものばかりをとっていると、胃腸が疲れてしまい、食欲低下につながることがあります。

季節の変わり目で少し涼しくなってきたら、温かい食事も取り入れてみましょう。

温かいみそ汁やスープ、煮物、鍋料理などは、体を温めながら水分や栄養を補給することができます。

食欲がないときにも、野菜や肉、魚などをスープにすることで食べやすくなります。

冷たい食事から温かい食事への切り替えを示す比較図

夏の疲れを感じているときは、胃腸にも「休む時間」をつくることが大切です。

水分補給も忘れずに

涼しくなってくると、夏ほど喉の渇きを感じなくなるため、水分補給の量が減ってしまうことがあります。

しかし、体からは汗だけでなく、呼吸や尿などを通して毎日水分が失われています。

「喉が渇いてから飲む」のではなく、こまめに水分をとることを心がけましょう。

水やお茶を基本にして、食事からも汁物や野菜、果物などを取り入れることで、水分補給につながります。

甘いジュースやスポーツドリンクは、糖分を多く含むものもあるため、普段の水分補給としてはとりすぎに注意しましょう。

「休むこと」も夏の疲れを回復する大切な方法

栄養をしっかりとることと同じくらい、睡眠や休養も大切です。

「疲れているけれど、やることがあるから」と無理を続けていると、疲れがたまりやすくなります。

できるだけ睡眠時間を確保し、寝る前はスマートフォンを見る時間を少し短くするなど、リラックスできる時間をつくってみましょう。

暑さが落ち着いてきたら、軽い散歩やストレッチを取り入れるのもおすすめです。

「夏の疲れを一気に回復させよう」とがんばりすぎる必要はありません。

食事を少し整える、温かいものを食べる、早めに寝る。

そんな小さな積み重ねが、疲れた体を回復させることにつながります。

夏の疲れを回復する休養のポイント(睡眠・スマホ・軽い運動)を示す図

まとめ

夏の疲れを感じやすい季節の変わり目は、体の声に耳を傾けることが大切です。

  • 1日3食をできるだけ整える
  • たんぱく質を毎食取り入れる
  • 豚肉や大豆製品などからビタミンB群をとる
  • 冷たいものをとりすぎず、温かい食事も取り入れる
  • こまめな水分補給を心がける
  • 十分な睡眠と休養をとる

毎日の食事や生活を少し見直して、夏の間にたまった疲れをゆっくり回復していきましょう。

小笠原さん

秋を元気に迎えるためにも、まずは今日の食事から、自分の体をいたわってみませんか。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事の監修者

細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医
  • 日本糖尿病学会正会員、日本睡眠学会所属

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している