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【医師解説】家庭血圧「125/75未満」で命を守る!脳卒中を防ぐための最新血圧管理

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「最近、血圧の目標が厳しくなったと聞いたけれど、自分は大丈夫だろうか」

「自宅で測ると上が130くらいあるけれど、これまでは問題ないと言われていたのに…」

このような不安や疑問で悩んでいませんか?

皆さん、こんにちは。あまが台ファミリークリニック院長の細田です。

私は地域医療の最前線で25年の経験を持つ家庭医療専門医として、これまで数多くの生活習慣病の患者さんと向き合ってきました。

2025年、高血圧の治療方針を示す「高血圧治療ガイドライン(JSH2025)」が改訂され、家庭血圧の降圧目標が「125/75mmHg未満」に統一されるなど、基準がより厳格になりました。

これまで「130台なら大丈夫」と思っていた方にとっては、驚きのニュースかもしれません。今日は、なぜ血圧の目標が厳しくなったのか、そしてそれが皆さんの命を守るためにどれほど重要なのかについて、わかりやすく解説します。

目次

1. なぜ家庭血圧の目標が「125/75未満」に引き下げられたのか?

結論から申し上げますと、「血圧は少しでも低い方が、脳梗塞や心筋梗塞になる危険性を確実に減らせる」ということが、最新の医学研究で明確に証明されたからです。

血管は、高い圧力がかかり続けると徐々に傷つき、硬くもろくなっていきます(動脈硬化)。
この状態が続くと、ある日突然血管が詰まったり破れたりして、脳卒中(脳梗塞・脳出血)や心筋梗塞といった命に関わる病気を引き起こします。

世界中で行われた大規模な臨床試験(SPRINT試験など)において、血圧の目標をこれまでより低く設定してしっかり治療したグループの方が、心血管の病気で亡くなるリスクや心不全になるリスクが大幅に減少したことが報告されました(※1)。

つまり、新しい基準である「家庭血圧125/75mmHg未満」は、皆さんを厳しく管理して縛り付けるためのものではなく、「健康で元気に過ごせる未来を少しでも長くするための、安全のボーダーライン」なのです。
高血圧のリスク

2. 「無理に数値を下げたら調子が悪くなるのでは?」という不安について

ここまで読んで、

「でも、血圧を無理に下げたら、めまいがしたり、かえって調子が悪くなるのでは?」

「基準が厳しくなったからといって、薬の量ばかり増やされるのは嫌だ」

と思われた方も多いのではないでしょうか。

そのお気持ち、よくわかります。
実際に、急激に血圧を下げてしまうと、脳への血流が一時的に減少し、立ちくらみやふらつき、倦怠感といった症状が出ることがあります。
また、できるだけ薬を飲みたくない、増やしたくないというのは、患者さんとして当然の願いです。

しかし、だからといって高い血圧をそのまま放置してしまうと、静かに、そして確実に血管へのダメージが蓄積されてしまいます。

重要なのは「急激に薬だけで下げるのではなく、個人の状態に合わせてゆっくりと安全に下げること」です。
医師 患者
当院のような家庭医療専門医は、ただ数値を合わせるために薬を処方するわけではありません。

ご高齢の方や、ふらつきが出やすい方には、体調の変化を慎重に見極めながら、無理のないペースで血圧をコントロールしていきます。
お薬に対する不安があれば、いつでも遠慮なくご相談ください。

3. 薬だけに頼らない。今日からできる血圧管理のステップ

血圧を125/75mmHg未満に保つために、お薬以上に大切なのが「毎日の生活習慣」です。

正しい家庭血圧の測定

まずは、ご自身の本当の血圧を知ることが第一歩です。診察室では緊張して血圧が上がってしまう「白衣高血圧」の方も多いため、家庭での測定値が非常に重要視されています。

  • 測るタイミング:朝(起床後1時間以内、排尿後、朝食・服薬前)と、晩(就寝前)の1日2回。
  • 測り方のコツ:座って1〜2分安静にしてから測ります。原則として2回測定し、その平均値を記録しましょう。

血圧 測り方

減塩と運動の習慣化

日本人の高血圧の最大の原因は「塩分の摂りすぎ」です。
ガイドラインでは1日の塩分摂取量を6g未満とすることが推奨されています。
汁物の汁を残す、醤油は「かける」のではなく「つける」といった小さな工夫から始めましょう。
また、1日30分程度のウォーキングなどの有酸素運動を週に数回行うことも、血管をしなやかに保ち血圧を下げる効果があります。
減塩 と 運動 血圧

4. まとめ:目的は「数値を下げること」ではなく「命を守ること」

高血圧は「サイレント・キラー(沈黙の殺し屋)」と呼ばれ、自覚症状がないまま病状が進行します。
JSH2025による「125/75未満」という新しい目標は、あなたが将来、脳卒中や心筋梗塞で倒れ、ご自身やご家族が悲しい思いをするのを未然に防ぐための道標です。

「最近血圧が高めだけれど、どうしたらいいかわからない」
「今の治療で目標に届いていない気がする」
という方は、一人で悩まずにぜひ一度ご相談ください。

あまが台ファミリークリニックでは、あなたの生活スタイルに寄り添い、無理なく続けられる血圧管理を一緒に考えていきます。
不安を解消し、安心して毎日を過ごせるよう、私たちが全力でサポートいたします。
クリニックの集合写真

血圧のことで不安を感じていませんか?

「薬を増やさずに血圧を下げたい」「新しい基準に合わせて見直してほしい」

健康診断で指摘された方や、現在治療中の方も、まずはあなたに合った正しい血圧管理についてお話を聞かせてください。
千葉市、茂原市周辺から多くの方が通院されています。

高血圧の専門相談・WEB予約はこちら >

※ご来院の際は、お薬手帳や血圧手帳(健康診断の結果)をお持ちいただくとスムーズです。

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参考文献

  • ※1 日本高血圧学会 高血圧治療ガイドライン作成委員会 編. 高血圧治療ガイドライン2025(JSH2025).
  • ※1 SPRINT Research Group, et al. A Randomized Trial of Intensive versus Standard Blood-Pressure Control. N Engl J Med. 2015;373:2103-2116.
この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医
  • 日本糖尿病学会正会員、日本睡眠学会所属、日本肥満学会所属

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している

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