手の発疹、喉の痛み、長引く咳には??

こんにちは、あまが台ファミリークリニックの野口です。
みなさん夏はお好きですか??
私は自分が夏生まれなことや、小さい頃からプールや花火が大好きだったこともあるのか、梅雨が明けましたと聞くと、テンションが上がり、「今年も楽しむぞー!」と毎年ワクワクしています!
せっかくの夏限定のイベントや、子どもたちとの思い出をたくさん作りたいのに、今年は7月頃から手足口病、ヘルパンギーナ、マイコプラズマ肺炎などが流行していて、お出かけの予定を決めるのにも少し躊躇してしまいますね。
今回は、それぞれの特徴と予防方法についてお伝えしたいと思います。
手足口病
手足口病は、その名のとおり手のひら・足の裏・口の中に小さな発疹や水ぶくれができる病気です。
乳幼児を中心に流行しますが、大人にうつることもあります。

口の中にできた発疹が痛み、食事や水分がとりにくくなることがあります。
熱は出ても高熱にならないことが多いですが、まれに高熱が出たり、症状が強く出たりすることもあります。
症状が治まった後も、便の中には数週間ウイルスが排出されることがあります。
症状がなくなっても手洗いはしっかり続けましょう。
ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナも夏に流行するウイルス感染症です。
突然38~40℃ほどの高熱が出て、のどの奥に小さな水ぶくれや潰瘍ができるのが特徴です。
強いのどの痛みから、食事や水分を嫌がるお子さんも少なくありません。

通常は2~4日ほどで熱が下がり、1週間程度で回復します。
熱が高くても元気そうに見えることがありますが、水分が飲めず脱水になることがあるため注意が必要です。
マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎は、小学生から大人まで幅広い年代でみられる感染症です。
初めは風邪のような症状ですが、その後長引く咳が特徴です。
熱が下がっても咳だけが何週間も続くことがあります。

飛沫感染によって広がるため、家族や学校などで感染が広がることもあります。
「風邪だからもう少し様子を見よう」と思っているうちに咳が悪化してしまうこともあります。咳が長引く場合や、夜も眠れないほど続く場合は早めに医療機関を受診しましょう。
実は、今回ご紹介した感染症は「アルコール消毒が効くかどうか」がそれぞれ異なります。
それぞれの感染症におけるアルコール消毒の効果
手足口病・ヘルパンギーナ
どちらもエンテロウイルスというウイルスが原因です。
このウイルスはアルコール消毒が効きにくいことが知られています。
そのため、予防には
- 石けんと流水による丁寧な手洗い
- 便や鼻水などを処理した後の手洗い
- おもちゃやドアノブなどを家庭用塩素系漂白剤次亜塩素酸ナトリウムで消毒する
ことが効果的です。
マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマは細菌の一種で、飛沫感染によって広がります。
アルコール消毒は有効です。
こまめな手指消毒や手洗い、咳エチケット、換気を心がけることで感染予防につながります。
感染症によって消毒方法は異なりますが、一番大切なのは石けんでの手洗いです。
外から帰った後や食事の前、トイレの後、おむつ交換後などは、30秒程度かけて指先や爪の間、親指、手首まで丁寧に洗いましょう。

感染症を100%防ぐことは難しいですが、毎日の小さな習慣が自分や大切な家族を守ることにつながります。
どの感染症も、「完全に防ぐ」のは難しい病気です。
しかし、手洗い・十分な睡眠・バランスのよい食事など、毎日の基本的な感染対策を続けることで感染のリスクを減らすことができます。

また、「少し熱があるけれど元気だから大丈夫かな?」「咳だけだから様子を見てもいいかな?」と迷うこともあると思います。
そんな時は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。
楽しい夏の思い出をたくさん作れるよう、スタッフ一同サポートさせていただきます。
暑い日が続きますので、熱中症にも気をつけながら、素敵な夏の思い出を作りましょうね。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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