皆さん こんばんは。
2019年9月9日に千葉県長生村(あまが台公園前)で開院予定のあまが台ファミリークリニック院長の細田です。
今回は高血圧についてブログで触れたいと思います。
- 「検診で血圧が高いと指摘された。」
- 「最近太ったせいか、血圧が高いので心配です。」
- 「薬をのんだほうがいいですか?」
プライマリ・ケアの外来で最も受ける相談の1つが「高血圧」についてです。
年齢とともに動脈硬化が起きるために、血圧は高くなる傾向がありますが、肥満や、糖尿病、喫煙ストレスなども原因になります。
高血圧を放っておくと、心筋梗塞といった冠動脈疾患や、脳梗塞などの脳血管障害を引き起こす原因の1つになりますので注意が必要です。
私が外来でよくお話しするのが自宅血圧の重要性です。
外来で血圧が高い患者さんのうち、何割かの患者さんが自宅で測定すると正常なことがあります。いわゆる白衣高血圧ですね。
病院に来ると意識的にしろ無意識にしろ、緊張して血圧が高くなる場合があります。
そこで1週間から2週間、自宅で毎日朝晩の2回ほど、リラックスした状態で血圧を測定することをお勧めしています。
最近は血圧測定器もだいぶ安くなっており、量販店で購入するなどすれば、誰でも自宅で測定できますね。
参考までに下記が血圧の目標値です。
診察室血圧(mmHg) | 家庭血圧(mmHg) | 若年・中年・前期高齢者患者(65~74歳) | 140/90未満 | 135/85未満 | 後期高齢者患者(75歳以上) | 150/90未満 (忍容性があれば140/90未満) |
145/85未満(目安) (忍容性があれば135/85未満) |
糖尿病患者 | 130/80未満 | 125/75未満 | CKD患者(蛋白尿陽性) | 130/80未満 | 125/75未満(目安) | 脳血管障害患者 冠動脈疾患患者 |
140/90未満 | 135/85未満(目安) |
当院の診療案内の「高血圧」のページに、自宅血圧の測り方も書いてありますので興味のある方はご覧ください。
血圧を目標値まで下げることで、元気で楽しい毎日を過ごすことが目標です。健康寿命を延ばして充実した毎日を過ごすお手伝いができればと思います。