花粉症について

花粉症について

花粉症の対策について

下記のような症状で毎年、花粉症に悩む方は、こちらのページを参考にされてください。

  • 花粉症の治療についてわかりやすく知りたい。
  • 毎年、鼻詰まりで寝苦しい。
  • スギ花粉症のために、夜も眠れないし、昼間もテッシュペーパーが手放せない。
  • 花粉症の薬を飲むと眠くなって生活の質が落ちてしまう。

厚生労働省の調査によると、我が国に4人に1人が花粉症で悩んでいます。私自身も数年前まで花粉症に悩まされていましたので、気持ちがよくわかります。

下記からは、花粉症全般の説明と、治療について説明します。

花粉症について

関東エリアでは毎年2月上旬ぐらいからスギを始めとした花粉が飛散します。これによって冬の終わりから春にかけて毎年、鼻づまりや、鼻水くしゃみといった症状で多くの人が悩みます。

意外に知られていないのが、花粉症患者さんの症状のうち、約9割の方に鼻づまりの症状があることです。

当院では花粉症の治療に力を入れており、必要な場合は、舌下免疫療法や、鼻づまりを改善する点鼻薬についてもわかりやすく説明させていただきますので不安な方、相談したい方は気軽にスタッフまでご相談ください。

花粉症の症状にはどんなものがありますか?

代表的な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻詰まりですが、もともとは、スギ花粉をはじめとした異物を外に出そうとする生体の防御反応の一種ですが、これにより、学校の授業に集中できない、夜眠れないなど、生活の質(Quolity of Life:QOL)が低下することが問題です。

また、抗アレルギー薬によって、日中眠くてだるいなど、副作用に悩む方もいます。

花粉症の診断で大切なポイントを教えてください。

花粉症の診断で大切なことは、本当に花粉症なのか?類似の症状をだす「他の病気との区別」と「アレルギーの原因となる花粉を特定する」ことです。

特にスギ花粉が飛び始める、1月下旬から、2月上旬は、風邪によるものなのか?副鼻腔炎なのか?それともスギ花粉症が原因なのか?わからない場合もあります。

その際に診断と原因の把握に役立つのが、アレルギー血液検査です。

当院で行なっているアレルギー血液検査項目は下記の通りです。

(通常の項目 採血)
スギ、ヒノキ、ブタクサ、カモガヤ、ハンノキ、ダニ、ハウスダストなど 
通常13種類までのアレルギー検査ですが、希望される方でしたら、費用は変わらず、食物、花粉、ほこり、ダニなど「48種類」まで調べることが可能です。

(お子さんの指先からの採血)
ダニ、ネコ、イヌ、ゴキブリ、スギ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ
*項目追加はできません。痛みが少なく、腕からの採血が苦手なお子さんにもお勧めです。

 

花粉症の治療について教えて下さい。

効果的な治療のポイントは3つです。

1.抗アレルギー薬は、スギ花粉が飛散する1ヶ月前に内服すると症状軽減に役立ちます。2.鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなど、症状にあわせた薬の選択が必要です。

3.セルフケアが症状軽減に役立ちます。

上のポイントで触れましたように、症状にあわせた治療が効果的です。(スギ花粉症の舌下免疫療法はこちらです。)そのために花粉症を大きく以下の3つのタイプに分けて考えます。

くしゃみ、鼻水型

くしゃみ、鼻水が主体です。

おもに、抗アレルギー薬の飲み薬で対応しますが、効果が乏しい場合は、漢方薬を併用したり、点鼻薬も効果的です。

鼻詰まり型

上記の薬をベースに、さらに、抗ロイコトリエン薬や、ステロイドの点鼻液、血管収縮薬を併用することで、鼻詰まりを解除できます。

血管収縮薬は、1回1噴霧で、1日4回まで使用可能です。抗ロイコトリエン薬や、寝る前に内服してください。

※血管収縮薬や、長期的な使用ができませんので、できるだけ短期の使用に留めてください。当院で処方する血管収縮薬や、副作用を最小限にできるように配合しています。

※ステロイド点鼻液は、血管内に吸収されずに、鼻の粘膜の腫れを解消して、予防にも役立つ有益性の高い薬です。

全体型

鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなど全体的な症状が出るタイプです。上記のふたつのタイプを組み合わせて使用します。

目のかゆみも放置すると、慢性の炎症になって長引きますので、早めの対応が必要です。

花粉症のセルフケアとは?

まずは、花粉の飛散時期、状況は、テレビでチェックしましょう。

花粉の多い時期の外出を控える。外出時にマスク、メガネをしましょう。

また、花粉が付着しやすいので、表面が毛羽立った毛織物などのコートの使用は避けた方が良いでしょう。また帰宅した時はコートの花粉をよく払ってから入室しましょう。

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