ヒートショック
こんにちは。医療事務の小島です。
朝晩の気温差が大きくなり、お風呂が気持ちいい季節です。
皆さんはお風呂に入るときの安全対策を、きちんとされていますか?
寒くなってくると耳にする言葉で「ヒートショック」というものがあります。
温度の変化が大きくなった時に、血圧が上がったり下がったりして、心臓や血管に負担がかかり、重大な症状を引き起こすことを言います。
これは寒くなる時期、特に入浴時に起こりやすくなるものです。
温かい部屋から、寒い脱衣所で服を脱ぎ、震えながら浴槽にドボン!これでは体は悲鳴を上げてしまいます。
この時、血圧は大きく上へ下へと動き、脳内出血や心筋梗塞、脳梗塞が起こりやすくなるのです。
ヒートショックによる事故は、11月から増え始め1月にピークを迎えます。
令和元年度の消費者庁「冬期に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください」によると、死亡者数は年間4,900人、同年の交通事故死亡者数2,508件の約2倍だそうです。
また、ヒートショックが引き金になり死に至る例は入浴以外、夜中のトイレなど他にもあり、その数は数倍になると言われているため、交通事故よりも何倍も危険であると言われています。
ヒートショックを起こしやすい人は次のような方です。
- 65歳以上の高齢者
- 高血圧・糖尿病・動脈硬化・不整脈などの持病がある人
- 睡眠時無呼吸症候群などの呼吸疾患がある人
そこで大事なのは予防策です。それは「温度差をなくすこと」これに尽きます。
入浴時の具体的対策は次の5つになります。
- 脱衣所や浴室を暖房器具で暖める
- お湯をためる時にふたを開けておく
- 浴室内をシャワーで温めておく
- かけ湯などで手足の先を温めてから入浴する(いきなり浴槽に入らない)
- お湯の温度は41度以下、つかる時間は10分までにする
その他にも、
- 外の気温が高い昼間に入浴する
- 食べた後、飲んだ後は入浴しない
なども工夫ができますね。
これからクリスマスや年末年始、家族で集まる楽しい行事もあると思います。
ヒートショック対策をして、どうぞ元気にお過ごしください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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