「痩せたいけれど、仕事が忙しくて自炊する時間がない」「コンビニばかりで、何を食べたらいいのか分からない」「今まで何度もダイエットに失敗した」――そんなお悩みはありませんか。
実は、ダイエットのために毎食を手作りしたり、好きなものをすべて禁止したりする必要はありません。大切なのは、ご自身の生活に合う方法を見つけることです。
皆さん、こんにちは。あまが台ファミリークリニック院長の細田俊樹です。医師歴25年の家庭医療専門医で、日本肥満学会に所属し、当院では月に約90名の肥満治療の診療に携わっています。
今回は、コンビニ・外食が多い方にもできる食事の工夫と、当院で毎回行っている管理栄養士の食事サポートを具体的にご紹介します。

ダイエットが続かない理由は、意志の弱さだけではありません
「朝は時間がない」「仕事が終わるとお腹が空いて夜にまとめて食べる」「家族と別のダイエット料理は作れない」。こうした日常の事情は、食生活を大きく左右します。
極端に食事量を減らすと栄養が偏り、継続が難しくなることがあります。肥満症の治療では、食事、身体活動、行動面を合わせて調整し、続けられる方法を探すことが基本です(※1)。
「それでも何から変えればいいか分からない」という方へ。まずは一度に全部変えず、今日できることを一つ選ぶところから始めてみましょう。
コンビニ・外食が多くてもできる、食事の組み合わせ
昼食:おにぎりだけで済ませていませんか?
おにぎりにゆで卵や魚、サラダチキンなどの主菜、カット野菜やおひたしなどの副菜を組み合わせる方法があります。商品名よりも、主食・主菜・副菜をそろえる視点を意識することが大切です(※2)。
夕食:帰宅後に食べすぎる場合
仕事が遅い方は、夕方に軽食を取り、帰宅後に残りの食事を取る「分けて食べる」方法も選択肢です。夕食を抜く、炭水化物を全面的に禁止する、といった極端な制限は必要ありません。
料理が苦手なら、市販品や冷凍野菜を活用
豆腐や納豆、冷凍野菜、調理済みの魚などを使えば、包丁を使わなくても準備できます。必要な量は体格、活動量、糖尿病や腎臓病などの持病によって変わるため、食事内容は個別に調整します。
当院では管理栄養士が毎回5〜10分、食事の悩みをお聞きします
当院には、国家資格を持つ管理栄養士が5名在籍しています。肥満治療では、初診だけでなく再診でも、医師の診察前に管理栄養士が約5〜10分、食事や生活習慣をヒアリングしています。
食事量が多い、間食が増える、夜に食べる、疲れたときに食べたくなる――患者さんによって困りごとは異なります。管理栄養士が「今できていること」「難しかったこと」「次に取り組めそうなこと」を一緒に整理し、医師に必要な情報を引き継ぎます。
この短時間のヒアリング自体に追加料金はかかりません。肥満外来の診察料・検査料・薬剤費等は別途必要です。
実際の手書きシートで、目標と取り組みを振り返ります
当院では、実際に「目標」「目標のためにやっていること」「変えたほうがいいこと」「これからやること」を記録するシートを活用しています。体重が変わらない時期にも、できなかったことを責めるのではなく、続けやすい工夫を考えます。

必要な方には、簡単なレシピや献立例もご案内
「コンビニでは何を買えばいい?」「料理が苦手」「家族と同じメニューにしたい」。こうしたご相談には、必要に応じて簡単なレシピや、コンビニ・スーパーの商品を活用できる献立例などをお渡ししています。
毎回全員にオーダーメイドの献立表を作成するという意味ではありません。まずは、今の生活で続けられそうな選択肢を一緒に考えます。
自分の生活に合う治療かどうか、まずは確認してみませんか?
無料ヒアリングと約30分の有料栄養指導の違い
| 項目 | 診察前ヒアリング | 個別栄養指導 |
|---|---|---|
| 時間 | 約5〜10分 | 約30分 |
| 料金 | 追加料金なし | 有料オプション |
| 主な内容 | 食事や体重変化の確認、簡単な助言 | 食事内容の詳しい評価と改善計画 |
どちらも一律に勧めるものではありません。詳しい栄養指導をご希望の方には有料メニューをご案内しています。料金の詳細は肥満治療LPでご確認ください。
薬を使うのは不安、という方へ
「病院に行ったら必ず注射になるのでは」と心配される方もいます。不安は自然なことだと思います。
当院ではまず、体重、BMI、血液検査、持病、服薬内容、これまでの減量経験を確認し、医師が治療の適応と安全性を判断します。ウゴービやゼップバウンドなどの薬は全員に適しているわけではありません。消化器症状などの副作用にも注意が必要です(※3)。
薬を使う場合も、食事や生活習慣の工夫は大切です。まずは自分にどんな治療が合うのか、費用はいくらかを相談するところから始められます。
よくあるご質問
コンビニ食が中心でも相談できますか?
はい。普段よく購入する食品を教えていただければ、組み合わせや量を見直す方法を一緒に考えます。
レシピや献立表は全員もらえますか?
必要に応じてご案内します。毎回すべての患者さんに個別の献立表を作成するものではありません。
5〜10分のヒアリングは完全無料ですか?
ヒアリング自体の追加料金はかかりません。ただし、肥満外来の診察や必要な検査、薬剤には別途費用がかかります。
薬を使うか決めていなくても受診できますか?
はい。医師が適応や治療の選択肢をご案内します。相談のみの場合も診察料がかかります。
まとめ:一人で食事に悩まない肥満治療を
ダイエットを続けるために、毎食を完璧にする必要はありません。コンビニや外食が多い方も、まずはご自身の生活に合った方法を見つけることから始めてみませんか。千葉県長生郡長生村の当院には、茂原市、千葉市などからもご相談いただけます。
「何を食べればいい?」という悩みも、肥満外来でご相談ください。
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参考文献
- ※1 日本肥満学会『肥満症診療ガイドライン2022』
- ※2 厚生労働省・農林水産省『食事バランスガイド』
- ※3 医薬品医療機器総合機構(PMDA)ウゴービ・ゼップバウンド各電子添文








