生活習慣病高血圧

高血圧の食事って結局何がいいの?

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収縮期血圧のイラスト 生活習慣病

インターネットにはいろんなことが書いてあるけど・・・ 高血圧の食事って結局何がいいの? 【ここだけは抑えたい!ポイント4選】

収縮期血圧のイラスト

高血圧に関する食事といえば、
皆さんはどんな食品や栄養素を思い浮かべられますか?
多くの方が【しお】を思い浮かべられるのではないのでしょうか。

塩のイラスト

今回はその【しお】と【高血圧の食事】についてお話ししたいと思います!

~目次

  1. 高血圧とその恐ろしさ
  2. そんな高血圧を予防するための適切な食塩の量はどのくらいなのでしょうか??
  3. 食品に含まれる食塩摂取量を少しご紹介
  4. 調理での減塩のこつ
  5. カリウムが含まれている食材で置き換えるようにしましょう
  6. ~おさらい~【ここだけは抑えたい!ポイント4選】

高血圧とその恐ろしさ

まず、塩は身体の中で合成できないため、必ず取らなければなりません。
しかし、とりすぎてしまうと・・・

ひとつまみの塩

高血圧になってしまう恐れがあります。

高血圧は動脈硬化(血管が硬くなる)や心臓病、脳卒中の原因になります。
そして最悪の場合死に至ってしまいます。

厚生労働省からの情報提供からは・・・
高血圧は、喫煙と並んで、日本人の生活習慣病死亡に最も大きく影響する要因です。

収縮期血圧のイラスト

もし高血圧が完全に予防できれば、
年間10万人以上の人が死亡せずにすむと推計されています。

そんな高血圧を予防するための適切な食塩の量はどのくらいなのでしょうか??

1日の目標摂取量
男性7.5g/女性6.5g

高血圧の方は6g以下です。

それってどのくらいなんだ!と思われたかもしれません。
そこで・・・

食品に含まれる食塩摂取量を少しご紹介します。

梅干1つ カップラーメン1つ レトルトカレー1つ ウインナー2本 サラダのドレッシング 食パン1枚
梅干しのイラスト
2g程度
カップヌードルのイラスト
5g程度
レトルトカレーのイラスト
2.5g程度
たこさんウインナーのイラスト
0.6g程度
ごまドレッシング
1g程度
食パンのイラスト
0.8g程度

ちなみに、これらの食品の減塩のコツは・・・

白菜の浅漬けのイラスト
梅干1つ 2g程度 →白菜の浅漬けに置き換えましょう
カップラーメン1つ 5g程度 →汁は残しましょう
レトルトカレー1つ 2.5g程度 →加工食品はなるべく控えましょう、減塩のものを選びましょう
ウインナー2本 0.6g程度 →そのまま焼くよりも半分に切ってたっぷりのお湯で茹でるようにしましょう
サラダのドレッシング 1g程度 →少なめにかけましょう
食パン1枚 0.8g程度 →つけるなら、バターではなくジャムなどにしましょう

調理での減塩のこつ

減塩のコツ【味付け編】

鰹節のイラスト

  • 出汁をうまく活用して薄味でも美味しく食べましょう
  • レモンなどの酸味を利用して塩味を引き立てましょう
  • 唐辛子や胡椒などで味にアクセントを出しましょう
  • みょうが・生姜・青じそを利用して香りで楽しみましょう

でもなかなか減塩って難しい
そんなときは・・・

カリウムが含まれている食材で置き換えるようにしましょう

野菜のイラスト
【カリウム】には塩分を身体から出してくれる効果があります
カリウムは、緑黄色野菜や果物に多く含まれています。

ここで注意してほしいこと
カリウムが塩分を身体から出すときには心臓や腎ぞうに負担がかかります。
心臓のイラスト
塩分を摂ったときにカリウムを食べればリセット!というわけではありません。
心臓病や腎臓病の人は特に注意しましょう。
※医師・管理栄養士からの指示に従ってください

~おさらい~ 【ここだけは抑えたい!ポイント4選】

  1. 加工食品はなるべく控えましょう
  2. ドレッシングや醤油は少なめに・かけるよりつける!
  3. 味付けにアクセントを持たせましょう
  4. 野菜や果物を積極的に摂るように心がけましょう

インターネットで検索するとたくさんの情報が出てきますが、中には間違った情報もたくさんあります。

検索のイラスト

本当の情報を見分け、これから先元気に楽しく食事ができるよう気になることは些細なことでもお気軽にお近くのクリニックや、かかりつけ医にご相談ください。

食事指導を受けたい方へ

 

当院 細田院長のブログやYouTubeも合わせて読んで頂くと、知識がますます深まるのでご覧になってみてください。

この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
YouTubeでよくある病気や患者さんの疑問に対して解説している

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▼引用
https://www.pref.nara.jp/item/142355.htm   / 奈良県 健康推進課
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-003.html / 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット

この記事の監修者
細田 俊樹
  • 医療法人社団緑晴会 あまが台ファミリークリニック 理事長
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医

年間15,000人以上の患者さんを診察している総合診療専門医。
総合診療という専門分野を生かし、内科、皮膚科、小児科、生活習慣病まで様々な病気や疾患に対応している。
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