皆さんこんにちは!あまが台ファミリークリニック管理栄養士の小島です。
実は先日、あまが台ファミリークリニックにヘルシーパスの社長が勉強会にお越しくださいました。
そこでとっても面白いお話を聞くことができたのでみなさんにも一部抜粋してご紹介します!
- イライラしやすくついつい子供にあたってしまうのは実は栄養不足が原因
- 成績の良い子のお母さんの食生活のポイントとは!!?
- コンビニの卵は偽物!
- 多くの女子はなぜ理系ではなく文系の方が得意なのか?
- 栄養状態が良い男子は栄養を意識していない人よりも出世しやすい!
などあらためて食事が生活に大きく影響していることを実感できました。2時間程度の勉強会でしたが、新たに知ることも多くメモを書く手が止まりませんでした!
また、当院のスタッフはお母さんが多いので、
- 「もっと早く知りたかった」
- 「この内容は子供に伝えていきたい」
と大絶賛でした。
全てを皆さんにお伝えしたいのですが、膨大な量になりますので当院スタッフが特に衝撃を受けていた内容を激選してお伝えします。
身体の中のあらゆる不調の原因とは!?
様々な不調を感じていませんか?
今回の勉強会絵学んだ内容をお伝えする前に、自分の身体についてチェックしてみましょう。後ほど自分の症状と関係する栄養素を記載するので、この項目はぜひ目を通してください。
✅疲れやすい
✅寝つきが悪い
✅風邪を引きやすい
✅便秘や下痢の症状がある
✅動悸・息切れがある
✅頭痛・頭が重い感じがする
✅冷え性がある
✅生理痛がひどい・生理不順である
✅肩こり・腰痛・歯茎の痛みがある
✅イライラしやすい・情緒不安定
✅甘いものがやめられない
✅集中力がない
これらのチェックが多いほど、「ビタミン・ミネラル」の不足が考えられます!
私たちの体に無くてはならないビタミン・ミネラルなど必須の栄養素と働きについて上記チェック項目の症状と照らし合わせながら見ていきましょう。
私たちの体に必要な栄養素とその働きについて
私たちの体にまず必要な栄養素は三大栄養素である「炭水化物・脂質・たんぱく質」これに「ビタミン・ミネラル」を追加した五大栄養素が私たちにとって特に重要で身体や心の調子に大きく関わっています。
「炭水化物・脂質・たんぱく質」
⇨これらは身体そのものや、身体を動かすためのエネルギーとなる栄養素です。
これらは普段のお食事の中で工夫すると比較的摂取しやすいです。
強いて言えば、たんぱく質が不足しがちですのでお食事では摂取できそうにない場合、プロテインなど活用すると良いのではないでしょうか!
「ビタミン・ミネラル」
⇨そして、これらは糖質・脂質などをエネルギーに変えて消費したり、体内の代謝をサポートする役割を担っています。
またビタミンは野菜に含まれていて、野菜をたくさん食べているから大丈夫!と思われていませんか?
肉類・魚類もしっかり食べてビタミン・ミネラルを摂取する必要があります。
しかし、厚生労働省が出している食事摂取基準のビタミン・ミネラルを摂取するとなると膨大な量で、さらに普段あまり食べないような食材を継続して食べなければなりません。
そのような食事は現実的ではなく、食べ過ぎて余分なカロリー摂取にもつながります。
バランスよく、効率よくビタミン・ミネラルを摂取したい場合にはサプリメントを活用して栄養補給を行うと良いでしょう!
では、私たちに必要な栄養について読んでいただいたところで、
先ほどチェックしていただいた症状と関連する栄養素(ビタミン・ミネラル)を確認してみましょう。
✅疲れやすい⇨ビタミンB・鉄・マグネシウム
✅寝つきが悪い⇨ビタミンB・葉酸・鉄・マグネシウム
✅風邪を引きやすい⇨ビタミンC・ビタミンD・亜鉛
✅便秘や下痢の症状がある⇨ビタミンA・ビタミンD・葉酸・亜鉛・カルシウム・マグネシウム
✅動悸・息切れがある⇨ビタミンB・葉酸・ビタミンC、D、E・鉄・マグネシウム
✅頭痛・頭が重い感じがする⇨ビタミンB・マグネシウム
✅冷え性がある⇨ビタミンB・ビタミンE・鉄
✅生理痛がひどい・生理不順である⇨ビタミンB、E・カルシウム・マグネシウム
✅肩こり・腰痛・歯茎の痛みがある⇨ビタミンC・鉄・ビタミンB
✅イライラしやすい・情緒不安定やじるしビタミンB・葉酸・鉄・マグネシウム
✅甘いものがやめられない⇨ビタミンB、C・鉄・マグネシウム
✅集中力がない⇨ビタミンB、C・葉酸・亜鉛・鉄・銅
この中でも鉄が不足しがちです。
鉄の主な役割は身体の隅々に酸素を運ぶというとっても重要な役割があります。酸素が運ばれなくなると様々な症状が起こります。
鉄不足によって起こり得る主な症状
- 疲れやすい
- 寝起きが悪い
- 風邪をひきやすい
- 便秘や下痢がある
- 頭痛が起こる
- 生理不順
- 冷え性
- 集中力低下
- イライラする
- 歯茎からの出血など
鉄が不足するだけでも様々な不調を引き起こします。特に鉄が不足しやすいのは、生理がある女性です。
💡豆知識💡
目次の前に面白いお話をご紹介しましたが、その中の1つ、「多くの女子はなぜ理系ではなく文系の方が得意なのか?」の疑問について実は小学校低学年までは男子より女子の方が数学が得意だとも言われていますが、
小学校高学年以降になるとなぜか男子の方が数学が得意な子が多くなってくるように思います。
それは、月経が始まって鉄が不足すると酸素を脳に運ぶ力が不足し、脳が失速してしまっていることが原因と言われています!(諸説あり)
脳に酸素が届かなくなると、集中力・記憶力が低下したり、情報を処理しきれなくなって算数や数学が苦手になってくる、という原理だそうです!
しっかり鉄を補給して、理系の科目への苦手意識を無くしたいですね!
もう一つ注目したい栄養素があります。それは「ビタミンD」です。
その有効性は、日本人の子供を対象にした試験で示されています。
これはもう是非、多くの方に知っていただきたいなと考えている研究内容です。
2008年〜2009年にかけて 12施設の6〜15歳の子供、334人を対象に
半数に「ビタミンD3入りのカプセル」を摂取
もう半数に「ビタミンB3の入っていないカプセル」を摂取させました。
その結果なんと!
ビタミンD3の入っているカプセルを摂取した方が42%もインフルエンザ発症が低かったそうです。
衝撃ではないでしょうか???
このお話を聞いて、体調を整えるためには思っている以上にビタミンD3の摂取を意識していきたいと感じています。では、日本の皆さんのビタミンDを含めた栄養素は足りているのか・・・
私たちの栄養状態の現実
では、先ほど出てきたビタミンDに注目してみましょう。
日本人のビタミンD不足の割合は…
- 40代以上で男性70%以上が欠乏
- 女性が80%以上欠乏
している現状があります😱
そして、医療従事者の方!!なんと90%の人はビタミンDが不足している現状にあります。
これでは、感染リスクが高い上さらにビタミンDも不足しているため、感染症のリスクも高まりますよね!
ビタミンDは日光にあたれば体内で生成はされますが、現代皆さん「日焼け対策」していませんか?
日焼け対策をしているようでは、十分な量のビタミンDを作れない場合が多いです。その場合食事などの工夫が必要です。
他の栄養素についても日本人の栄養状態の現実を見てみましょう。
厚生労働省が設定した「食事摂取基準」に対し不足している項目を挙げてみます。
20〜29歳女性の場合
- エネルギー(カロリー)
- 炭水化物
- ビタミンA
- ビタミンD
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- 葉酸
- パントテン酸
- ビタミンC
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- 鉄
- 亜鉛
これら1〜15が不足しています!!!
理由の一つは、現代人は、経済的にも時間的にも食事から節約することが多いからです。
とりあえずお腹を満たすために安くて楽ちんなものを選びがちです。
⇨しかし、時間とお金を節約しても失うものは大きいです😢
また、これらすべての栄養素を食事から摂ろうと思うと、様々な食材を摂りすぎて、カロリー方になってしまうでしょう。次以降の項目で、食事だけでは補うことが難しい場合のおすすめのサプリメントを後程ご紹介します。
💡豆知識💡
ここで豆知識です。最近とっても便利になってきたので、安くて楽ちんなものがスーパーやコンビニに売っています。
しかし、それは本物の食材を使用しているのでしょうか?
例)コンビニのカルボナーラの真ん中に乗っている卵黄(?)のようなもの
コンビニのカルボナーラは温めても、卵黄のようなものが溶けてとっても美味しそうですよね!しかし・・・溶ける、ということは・・・?
⇨もし本物の卵であれば加熱したら固まりませんか?
実は、あれ、卵そのものではないんです。そのため、たんぱく質やビタミンを摂ろうと思うと、コンビニのカルボナーラの卵からは摂取があまり見込めません。
卵から栄養を取りたいと考えると、自分で調理するもしくは茹で卵が良いと思います。
食品・サプリメントを選ぶ際に注意すること
皆さんサプリメント選びで気をつけられていることはありますか??
私は栄養指導をしている患者さんから、
「サプリメントはどの会社のどの商品を選ぶと体に良いのでしょうか?」
と聞かれることがしょっちゅうあります。
私もサプリメントは、どの会社も同じような成分であると思っていました。しかしよく調べてみたり、業界の方に話を聞いてみると全く違うことがわかりました。
これを聞いて少し悲しくなりました。健康に良いと信じてお金をかけて飲んでいるサプリメントが、実は有害だったなんてことも…
また、このコツは、食品を選ぶときにも使えるので活用してみてください。
すぐに実践できるポイントとしては「パッケージをよく読んでから購入」することです。
パッケージの裏側の原材料名という欄を見たことはありますか?原材料名は入っている割合が高い方から記載されているためとても参考になります。
食品で例えると、そばがわかりやすいのではないかと思います!
- 蕎麦粉が一番初めに書いてあればより蕎麦の風味を感じられます。
- 小麦粉が一番初めに記載されているそばは、実はそばではなく蕎麦粉の入ったうどんなのかもしれません。
サプリメントも同じで、自分の撮りたい栄養素が先に書かれているかをチェックする必要があります。
また、一つではなく複数のビタミン・ミネラルを摂りたい場合にも含有量をチェックする必要があります。
今記載した方法は、今すぐできる食品・サプリメント選びのポイントですので、次に買い物に行く際には、パッケージの裏面を見てみましょう。
当院おすすめのサプリメント
これらを踏まえた上で、当院のおすすめサプリメントをご紹介します。
こちらです。
こちらは一般向けには販売しておらず、医療機関専用販売のものになっております。
院長も愛飲しており、あまが台ファミリークリニックに通われている患者さんの中にも飲用されている方が多くいらっしゃいます。
このサプリメントは余計なものが入っておらず、私たちの体に必要であるビタミン・ミネラルがバランスよく入っています。
気になる方は当院スタッフまでお気軽にお問い合わせください。
まとめ
いかがでしたか?私たちに必要ながらも不足している栄養素はたくさんあります。
日々の不調を解消するためにもバランスよく食事をし、足りないと思うものはサプリメントを使用するなど工夫しましょう!
心配事やご不明点ありましたらお気軽にお問合せください。
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